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多賀城市新図書館 ツタヤが企画・設計 レストランなど併設

新しい多賀城市立図書館のイメージ(CCC提供)

 宮城県多賀城市は11日、JR仙石線多賀城駅前に移転する市立図書館の企画・設計を、レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京)に委託すると発表した。官民連携で、市中心部の文化交流拠点づくりを目指す。
 図書館は2015年夏完成予定の駅北再開発ビルに入る予定。CCCは地上3階程度(延べ床面積約6600平方メートル)を見込むビル全体のほか、周辺環境も含めてデザインや設計を一体的に担当する。
 ビルにはレストランやカフェ、CCCが運営する「蔦屋書店」も併設される。図書館の運営をCCCに委託するかどうかは、市教委が検討を進め、年内に決める方針だ。
 同社が公立図書館の企画を手掛けるのは、12年4月開館の佐賀県武雄市図書館に次いで2例目。多賀城市では「家族で一日中楽しめる施設」をコンセプトにするという。
 市とCCCは、民間の資金やノウハウを活用して公共施設を整備する官民パートナーシップ(PPP)の枠組みで事業に取り組む。両者は同日、連携協定を結んだ。
 多賀城市のホテルでCCC幹部と記者会見した菊地健次郎市長は「民の力を借り、東北随一の文化交流拠点を実現させたい」と話した。駅北再開発の総事業費については、当初見込んだ約40億円より増える見通しを示した。


2013年07月12日金曜日


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