大石あやかと男たち
二か月半ぶりに谷本昇隆辯護士からメールがきた。
本年4月15日に画像及び記事の削除を求めましたが,
現時点でも記事削除が確認できません。
これに関し,当方は,貴殿が自認する4年以上の画像使用に係る
著作権侵害及び肖像権侵害について損害賠償を請求する意向ですので,
貴殿の住所,氏名,連絡先を,当職に対し,明らかにしてください。
なお,貴殿において本件の適切な解決方法を提示するのであれば,
当方は検討をする意向はあります。
バカバカしい!
とつくに削除した画像二枚で訴訟をおこされても、裁判所はこまる。
撮影者でも制作者でもないただの被写体が、使用料請求するのも理不尽。
あやかはムキになつている。
「表現の自由」を盾に、記事をまるごと消すのをこばんだボクに対し、
無理筋なのは承知で、「金銭」面からゆさぶりかける。
ボクはもとめに応じた。
守るより、攻める方がすきだから。
2006-7年にファンサイトを運営した、I氏からいただいたメールにもとづき書く。
2007年10月、あやか本人からサイトの全削除をもとめられ、承諾する。
面談のうえ、画像配信やDVD再販を停止させる交渉まで協力することに。
I氏は犬馬の労をつくし、かつての所属事務所やAVメーカーに内容證明をおくるなどしたが、
そこはルーズなアダルト業界、「契約書はのこつてない、再販は業界の慣習」とにべもない。
シロウトでは埒があかないと、I氏が書類をつくり、ふたりで谷本辯護士をたづねた。
2日後に假処分申請がなされ、すぐさまDVDは販売中止。
この業界、オンナノコは横暴に搾取するくせ、権力に滅法よわい。
谷本辯護士を手にいれたあやかは、その日を境にI氏を切る。
メールにまともな返答をしない。
谷本に連絡しても、「依頼人の希望で経過はおしえられない」と。
資料として貸したDVDは返却されず、実費で補償された。
なんの見返りも期待しなかつたI氏だが、つれない態度に不満はつのる。
自分はなんのためファンやメーカーに迷惑かけたのか?
著作物について評論する権利を放棄したのも、おしまれる。
法曹に氏名・住所・勤務先をあかした以上、いまさらサイト復活はむつかしい。
ボクはI氏の行動は当然とおもう。
あこがれのプリンセスに、ナイトの役をもとめられ、奮い立たねば男ぢやない。
営利目的の業者も、純粋なファンも、ひとしく敵視するあやかの応対が拙劣なだけ。
I氏は谷本辯護士に同情的。
それをききボクは意外だつたが、よくかんがえれば谷本は、
わがまま娘にふりまわされ、職業倫理にもとる仕事をさせられる道化にすぎない。
つまり大石あやかは、三十路すぎても、まだオンナノコ。
うつくしい女、この摩訶不思議な存在に、ボクらは翻弄される。
つめたくされ、足蹴にされても、いやだからこそ一層、わすれがたい。
でもあやか、キミはひとつ知つておくべき。
女には売るものがあるが、男にはないつてことを。
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