HIINA TOCHIHARA

画家、栃原比比奈の波瀾万丈な制作日記


テーマ:
去年。


2012年7月10日に上海から日本に戻って、それから丁度一年後の今年。

2013年7月10日に私は再び上海に戻って来た。



もう、一年も経つのか。。。と思う反面、一年で本当に私の置かれている状況は
まるで歌舞伎の強盗返のように、全く変わってしまっていて、
変わらないのは私だけか?


いや。


そんなことはない。


みんなも変わらないけど
私はどうやらまた違う世界に連れて行かれたみたい。


舞台のあらすじはこうだ。


ある日、桃源郷で私はカナリアの姿。
仙人は檻の中のカナリアな私に向かって
「仙人を量産するメソッド」についてお喋りに興じてる

と、突然、天空から龍が舞い降りて
カナリアな私を鳥籠ごとひょいっとかっさらった

驚いた私がジタバタすると困った龍は鳥籠をポイッと空に向かって放り投げ
私は空から真っ逆さまに落ちていく、、、

急降下の中。
必死な思いで籠の外へ出てみると、何故かカナリヤな私はみるみるうちに姿が変わり
今度は猫の様な姿態となって一匹の虎の背中に落ちのでした。

その虎から美味しい塩トマトをもらった私は随分別の生き物になったとさ。



みたいな。。。

笑えるな。

結構、現実に近い!!!!



前にもブログに書いた事があるけど、私の人生は4年に一回。

劇的に変わる。



それを言うと


お前の人生はオリンピックか???


とか、言われるけど。

仕方ない。




2年に一回。

少し変わる。



要するに、2年周期で必ず変化があり、地震に例えるなら、
4年に一度、必ず大地震が起こって、私の置かれる状況は激変する。



もう、いい加減、36年も生きてきたからそのくらいは統計をとって解ってるつもり。



私の名前がただでさえ、女の子の日の人形遊びの名前だから、
きっと、その人形遊びは4年単位でリセットされるように
予め設定されているに違いない。

2年たって、半分経過したお知らせのようにM4くらいの地震。
4年たって、ファイナルアンサー?みたいなM9くらいの地震。

だから、4年でタイムリミットが来て、それをどう乗り越えるかが
私と、私でない人との間の遊び事。

ちなみに、4年を超えても付き合いが続く人は、10年でも20年でも続きます。
それもまた真なり。



で。


今回は上海にいる龍に会いに来ました。

私を桃源郷から連れ去って、虎の背中にポイッと放り投げてくれた青い目の龍。

単純に、荷物を預けっぱなしなので、マメに日本に運ばないといけないし、
上海は私の気質にあっていて、ここにいると何故だかよくわかりませんが
仕事がはかどる。


巷はすっかり夏休みなので、
私は塩トマトをくれた虎男さんに懇願して上海に飛んだのでした。


しかも、JALのマイルで♡


今までの春秋航空とは話が違う。


そして、上海まで来てしまえば、私は自由です。


以前いた桃源郷には少しだけ心残りはあるけれど、タイムオーバーしてしまったし、仕方ない。

もう、桃源郷の仙人ともそこにいた虫とかナメクジとか、ヤモリとも今までのように会う事は出来なくなった訳で。。。

だから、まあ。

世の中なんてそんなものだと諦める。



昔からよく言う。


時は金なり。


金は天下の回り物。


慌てる乞食は貰いが少ない。


だから、その通りになっていくしかないと思ってる。



私の時間の中で、もう、桃源郷のために使える時間は実は一秒も残っていない。


用意されたものは、無闇に使えば利益も生まずにただ「無」になる。


お金も時間も人間関係も。



だから愛おしく思わなければいけない。






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