少女漫画より少年漫画?
先日、「コミックジーン」という漫画雑誌が創刊されました。
コンセプトは女性向け少年漫画というなんとも矛盾したというかあやふやなものですが、
NHKの夕方の番組でこのコミック潮流について特集が組まれたようです。
少女向けならなぜ「少年」が付くんですかね。
見たところ、Gファンタジーコミックと大して変わらない印象があります。
これ脱獄モノでしょうか。えらくくつろいでますなw実際の刑務所とか研究されてるんでしょうか?
米国の刑務所はこんなんらしいです→
ジャンプとマガジンじゃダメなんでしょうか。
ジャンプスクエアとかGファンタジーとかじゃダメなんでしょうか。
「最遊記」面白かったよ。
お、ソラだ
キングダムハーツは昔から「女性向けだな…」と思ってました。ディズニーだしね。
後ろにいるのはリンとレン?何故そこに?w
女性ってホント、ボーカロイド好きですね。
ほう。
でもこういう声って15年くらい前からあったと思う。
まあ、こういう流れがなければワンピースが億突破するなんて偉業は達成できないと思います。
・・・え?
いやいやいや少年漫画は同じくらいベタだぞwww
まさかアイズとかの名作漫画がノーカンだったりしないよね??
まさか、少年同士の友情オンリーな漫画を想定してはいないですよね???
逆にNANAがベタな恋愛だという認識だったりしたら末恐ろしい。
マリア†ほりっくの作者様。
あー、あの独特な百合ネタ、女性好みの青年をそろえられたのは作者が女性だったからなのか。
てか、思いのほかお綺麗な方でビックリです。
最近は萌え漫画も美女が作る時代か。
因みに、「男の子になりかたった女の子、というのは思春期には多かったりする」というのは本当だと思います。
ウチの姉貴も、正直「男として生まれたかった」と思うことが多いそうです。
イケメンになって、かたっぱしから女の子ひっかけたかったとか・・・。
同様のことを思う女子は非常に多いのでしょうね。
実際、平安時代の紫式部だって似たようなもんだと思います。
主人公が超絶イケメンで女性に声かけまくる話を女性作者が作って大ヒットさせたのですから。
これを妄想劇と言わず何と言おうか。
ニッポンってーのは、ぶっちゃけそういう文化が古来から根付いているんだと思います。
カッコイイけど、なんかソードマスターヤマトをイケメンにしたような感じが・・・w
今流行りの海賊キャラっぽいですね。パイレーツオブ〜のバルボッサっぽくていいですね。
でもさっきのイケメンキャラより線が粗くてテキトーな気がするんですけど
最後の女性の笑い方が実に良い味出してます。 ってオッサンは「見え方」の味付けですかそうですか。
イケメンが主人公ってのはまあいいとして、
「こういう無骨というか大きな熊みたいな男が出てきたり”おやっさん”みたいなのが出る方が少年マンガらしい見え方がすると思う」というアドバイスがちょっと気になりますね。
ガンダム00のセルゲイもそうでしたが、なんというか、「物語の貫録が欲しいから年配も出しとけ」っていう姿勢がちょっとアレだと思います。
「このケーキ、味が足りないから上から塩でも振ろう。スイカもそうするし」みたいな感じと一緒で、
木を見て森を見ず、という姿勢にも見えてしまうんですよ。
なぜ、塩を選んだのか。= なぜ年配キャラなのか。
塩を振るならば、その塩はどうしたらその役目を一番発揮するのか。
= どのような展開に配置すれば、年配としての意味が出てくるか。
キャラクタービジネスも考えているならば、そういうプロセスがまず必要ではないでしょうか?
いや、そもそも「少年漫画が好きだ!」という女性は、少年漫画の奥深さと展開に惹かれているのであって、それゆえにキャラクターグッズにお金を投資しているんですよね?
キャラクターだけを売り込むことを念頭に創刊したのであれば、ちょっとズレているのではという気がします。
うーん、コミックジーンの船出、晴朗なれども波高し・・・。 アニメ化作品を輩出して、良い作品を残して行ってもらいたいものですが・・・。
しかし、少女マンガよりも少年漫画を読みたがる女性達ですか・・・。
昨今、少年漫画のような戦いものよりも、青春ラブコメやハーレム恋愛や女性の同性愛を描く漫画の方が、今の男性に好まれているという風潮と真逆を行ってますね。
結局、男性の草食化、女性の肉食化は本当に起きているといっていいのかもしれません。
今、一番売れているアニメといえば「けいおん!」、そして「ストライクウィッチーズ」や「インフィニットストラトス」「魔法少女まどか★マギカ」。どれも、女子中学生〜女子高生の少女達が作品世界の9割9分を占めているものです。
おそらく、財布事情に余裕のある中高年の男性が買い支えている故なのかもしれません。
結局今は、純粋に「カッコイイ」ものはストレートに男性受けしなくなっている。
むしろ、女性に受けるような気配すらあるのが今の日本の業界事情であるということになります。
しかし、女性には近代戦争系やSF系は全く持って受けません。
古代〜中世の、ファンタジーめいた世界、メルヘンな空気を感じられるような世界で「カッコイイ」を示さなければならないのです。
そうなると、自然とこのテーマで作られていくのは、「円卓の騎士」や「大航海時代」「戦国武将」「幕末のサムライ」に魔法要素が付け加えられる程度のものに絞られていくことでしょう。
やはり、今後も作られる作品世界の方向性はあまり変化しないのでは、と思ってしまいますねえ。
最後に一つ疑問。
彼女らはもっぱらジャンプばかり見ているイメージがありますが、
同じく少年誌のマガジンとかは蚊帳の外なんでしょうかね。
サンデーは? ガンガンは? チャンピオンは…?
ジャンプが女性ファン多いのは有名ですが、なぜ他紙はサッパリ聞かないのでしょうか。
マガジンは「ラブひな」、サンデーは「ハヤテのごとく!、ガンガンは「これが私のご主人様」など、
10年ほど前からかなり萌え系へシフトしていると聞きますが、
そういうのを忌避して、ひたすら男性が男性と共に戦う漫画の集まるジャンプに集中しているのでしょうか。
なら、正確には少年誌が好きなんじゃなくて
ジャンプの風土が好きなのでは?って思いますが…
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