魚介のよい香りがします。器が冷たい!
皆さんは山形の冷たいラーメンをご存知でしょうか?それは冷やし中華とは違い、汁がたっぷり入った冷たいラーメンなのです。ご当地ラーメンで山形では冬でも人気のメニューだそうです。東京では実は食べられるお店が少ないのですが、今回は都内でもいち早く冷やしラーメンを出していたお店「プルーカフェ」をご紹介します。カフェという名の通りこちらはデザートやカフェメニューなども大充実していて、どれもとても美味しいです。友人を連れてくると皆揃って、「ここでラーメンが食べられるの?」と驚きます。店内はアメリカンなインテリアが並び、晴れた日には窓を開放するのでとても居心地がいいです。
今回注文したのは「山形水ラーメン」(800円)。一見すると普通のラーメンのようですが、最後まで冷たく美味しく食べる工夫が盛りだくさんです。運ばれてくるとついつい、フーフーと冷ましてしまいそうになります。
まず気になるのが上に載っている氷。よく見ると少し茶色いのが分かります。これはダシを凍らせているんです!冷たさをキープするために氷は必須なのですが、溶けていくにつれてスープが薄くなってしまいます。それを回避するために魚介でとった出汁を凍らせたものを載せているんです。氷は大きな塊だからなかなか溶けないのも嬉しいですよね。
麺は平打ちの縮れた中太麺。南京軒製麺の特注麺です。余談ですが……この前南京軒製麺さんに工場見学に行ったのですが素晴らしい技術で感動してしまいました。もちもちとした弾力が特徴です。
スープは魚介のみでとった和風スープです。冷たいと旨みを感じにくくなるので30時間じっくりとスープをとっているそうです。また冷たいと麺とスープの絡みが気になるところですが、そこで登場するのがオリーブオイル!動物系の油ではなく植物性の油を使うことで、分離することなく麺とスープが良く馴染むとか。コクも加わっていますね。
他にもハーフサイズラーメン(600円) や世界のビールも揃っているのでいろいろなシーンで重宝するお店です。
- 出汁でできた氷。解けてもスープが薄くなりません
- 世界各国のビールを初め、お酒の種類が豊富。特にカクテルは「なんでも作れる」とか
- 最後の最後まで冷たいままで味わえました!
- 銀座とは思えない雰囲気。風を感じながらビールと水ラーメンで涼んでみては?