経済サッポロVSサントリー、関西で高級ビール決戦…アベノミクスで火がついた?+(1/2ページ)(2013.7.10 19:26

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経済

サッポロVSサントリー、関西で高級ビール決戦…アベノミクスで火がついた?

2013.7.10 19:26 (1/2ページ)マネー&節約
専用のサーバーで注がれる「エビス プレミアムミックス」ビール=神戸市中央区(甘利慈撮影)

専用のサーバーで注がれる「エビス プレミアムミックス」ビール=神戸市中央区(甘利慈撮影)

 ビール類の出荷量が平成25年上半期として過去最低の水準となるなか、アベノミクス効果で伸びているプレミアムビール市場で、サッポロビールの「エビス」が関西に“照準”を合わせた。6月末、ビールと黒ビールをブレンドする「ハーフ&ハーフ」を泡まで実現した「プレミアムミックス」の専用サーバーを神戸の直営店に設置し、広告出稿量も前年比1・5倍にするなど販売促進に力を入れる。大阪はプレミアムビール1位の「ザ・プレミアム・モルツ」を擁するサントリーの本拠地。真夏のプレミアム決戦はどちらに軍配があがるのか-。

 サッポロの「エビス プレミアムミックス」は飲食店向けの専用サーバーで、「エビス」と黒ビール「エビス プレミアムブラック」を泡まで完全に5対5にした商品。泡のクリーミーさが特徴だ。都内で5月に「エビスバー」6店舗で先行販売され、「エビス」の2倍の売れ行きといい、6月27日には神戸市中央区の「エビスバー 神戸三宮店」に関西で初めて専用サーバーを設置した。

 ビール市場は平成15年の5億1344万ケースから縮小が続き、25年は4億2900万ケースまで落ち込む見通しだ。

 一方、素材や製法にこだわるプレミアムビールは、アベノミクス効果による高額商品人気を背景に好調で、今年1~6月の出荷量はビール全体では前年同期比0・9%減になったのに対しプレミアムは同1・7%増。サッポロビールによると、「エビス」は特に近畿圏での売り上げが好調で、同社は「近畿圏のエビスブランド出荷状況は全国のトレンドを牽引(けんいん)している」と分析している。

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