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【スポーツ】相洋が桐光・松井の初戦相手に 昨年のリベンジだ2013年7月12日 紙面から
◇高校野球地方大会・神奈川 相洋6−3中央農第95回全国高校野球選手権(8月8日開幕、甲子園)は11日、神奈川で熱戦を再開。今秋ドラフト目玉の松井裕樹投手(3年)を擁して2年連続となる夏の甲子園を狙う桐光学園は、初戦の相手が相洋に決まった。相洋はこの日、6−3で中央農を振り切って、14日に保土ケ谷で午前9時から行われる2回戦に進出。昨夏の4回戦に続く桐光学園との顔合わせ。怪物左腕を相手にバントも絡めた攻撃で雪辱を狙う。 雪辱のチャンスだ。昨夏の4回戦で桐光学園に負けた相洋は、温存予定だったエース平野もつぎ込む苦戦ながら中央農を振り切って初戦を突破。抽選で組み合わせが決まってから照準を合わせていた桐光学園との対戦が決まった。7回に決勝三塁打の奥津は「たぶん松井君が投げると思う。リベンジの機会なので、ストレートに絞って、きょうのように打ちたい」と力を込めた。 怪物左腕攻略のヒントは見せた。2点を追う5回、主将の上田が一塁線へのバント安打。続く本多は直球を狙い打って三塁打。さらに暴投で同点のホームイン。松井のスライダーはバントさえ難しいが、相洋は上位から下位までむらなくバントヒットを狙ってこの日3本決めた。次戦、狙うのは松井の足だ。ずっと対策は考えているという高橋伸明監督(28)は「簡単に打てるとは思えない。思い通りにさせないようにし、いかに苦しめるか。足もその一つでしょう」と明かした。 昨夏は3回から登板した松井に対して、エース平野のタイムリー1本に抑えられた。その後、甲子園で22三振を奪うなど、さらにスケールアップした怪物との再戦だが選手に力みはない。「向こうは全国制覇を狙っているチーム。自分たちは決勝ぐらいの気持ちでやれるので、むしろやりやすい」と平野は言った。 部室の壁には、高橋監督が貼った松井の写真がある。いやが上にも毎日目にしてきた相手。神奈川のみならず、全国の高校球児が注目している松井と、この夏最初に対戦できる喜びをかみしめるだけでは終わらせない。 (小原栄二) <相洋(そうよう)高校> 1938(昭和13)年に小田原夜間中学として創立。私立共学校。女子陸上部は全国レベルで、卒業生にマラソンの尾崎好美ら。野球部員は40人。夏の神奈川大会はベスト4が最高で、OBに渡辺恒樹(元楽天)ら。生徒数は男子約770人、女子約590人。武井清忠校長。学校所在地は、神奈川県小田原市。 PR情報
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