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【大リーグ】

ダルビッシュ、右僧帽筋痛で初DL入り 球宴も2年連続で”見物”決定で無念

2013年7月12日 紙面から

 ダルビッシュ無念…。レンジャーズは10日(日本時間11日)、ダルビッシュ有投手(26)を右僧帽筋の張りで15日間の故障者リスト(DL)に登録したと発表した。レ軍移籍後初のDL入りとなったが、本人が「大したことではなく、大事を取ってのもの」と話した通り、最短で22日(同23日)のヤンキース戦での登板が可能になる。ただ、これで2年連続で選出されたオールスター戦(現地16日・メッツ本拠地シティフィールド)での登板もなくなった。今のところ、ベンチ入りはする予定だが、昨年同様、マウンドに立つことはなく、その雰囲気を味わうだけで終わる。

 僧帽筋は昨年、松坂大輔投手(当時レッドソックス、現インディアンス傘下3Aコロンバス)も悩まされた箇所で、同投手は復帰に月単位の時間を要した。今季もレッドソックスの先発右腕バックホルツが同箇所の張りでDL入り、1カ月以上登板できないなど、投手としては楽観視できないデリケートな場所、筋肉だ。

 ただ、幸いにもダルビッシュは“軽症”で、球団公式サイトによると、本人も「(張りによる痛みを)押して投げ続けるより、登板を1回飛ばす方が得策と考えた」と大事を取っての措置であることを強調した。

 念のため、チームを離れ地元アーリントンに戻り、精密検査を受けるが、レンジャーズのレバインGM補佐も「疲労の蓄積によるもので、現時点では何も憂慮していない」と説明。22日のヤンキース戦での登板を期待した。

 気になるのがその球数の多さ。1試合平均109・5球はア・リーグ最多。先発投手5人を原則中4日で回すのが一般的な大リーグでは投げすぎ。ダルビッシュの球数の多さは1年目の昨季から問題視されている課題でもあり、今回の原因が「疲労」ならば、今後、改善の余地がある。

 残念ながらオールスター戦(球宴)での登板は消えた。昨年も“最後の1人”枠で選出されたが、登板はなく、2年連続でベンチ内で“観客”と化すことになった。この日、レンジャーズのワシントン監督から「ダルビッシュDL入り」の報を受けた、球宴でア・リーグ率いるタイガースのリーランド監督は「投げさせる予定だったが、また(誰をどの順番で投げさせるかの)練り直しでパソコンとにらめっこだな」と苦笑いだった。

 

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