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【プロ野球】

キラ 6打点大爆発 デビューから3戦連発

2013年7月12日 紙面から

DeNA−広島 1回表、広島2死二塁、キラが右前に先制打を放つ=横浜で

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◇広島7−3DeNA

 広島がキラの6打点で快勝。1回に右前へ先制打を放つと3回には3試合連続となる3号2ラン。4回には2打席連続の3ランをマークした。バリントンが7イニング3失点で4勝目。DeNAは須田が4回途中まで5失点と誤算だった。

 驚弾に次ぐ驚弾だ。来日して初めて4番に入った広島のキラが、またも横浜の空にどでかい花火を打ち上げた。1−0の3回無死一塁。須田の2球目、外角シンカーを逃さなかった。打った瞬間、文句なし。バックスクリーン下にズドンとぶち当たった。

 9日のデビュー戦で中越えに同点1号ソロを放ち、10日は右中間席中段へ2号2ラン。これに続く3号2ランは、チームの助っ人では史上初となるデビュー3戦連続弾となった。

 ただ、援護はまだ足りないとばかりにまた打った。3−0の4回1死一、三塁で左腕・田中がマウンドに。その2球目、真ん中に入ってきたカーブを強振すると、右翼席最上段の立ち見席まで飛ばした。「左対左は気にしない」。連発の4号3ランだ。1回は2死二塁で初球を引っ張ると、一塁ベースに当たり、右前へ抜ける先制打。「ついているよ」。運も味方につけ、6打点をたたき出した。

 メジャーで一流の日本投手と対戦を重ねた経験も生きる。「ダルビッシュ(レンジャーズ)は球種の多さに驚いた。黒田(ヤンキース)はすべての精度が高かった」。この日の先発・バリントンはロイヤルズ時代の同僚。来日前から異国での生活、野球について助言をもらった。この日の試合前も雑談を交わし、リラックスしていた。野村監督は「1人でやってくれた。キラ様々」と最敬礼。3試合で4発10打点の大暴れ。12日・ヤクルト戦(神宮)も4番起用は濃厚だ。初のヒーローインタビューで「非常に素晴らしいスタートになった。ずっと続くよう願っている」と、キラコールに応えガッツポーズ。最後には「アリガトウゴザイマス」と日本語で締めた。 (荒木司)

 

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