中2が転落死、いじめ疑わせるノート残す 名古屋
朝日新聞デジタル 7月11日(木)15時16分配信
10日午後3時半ごろ、名古屋市南区のマンションで、近くに住む市立中学校2年の男子生徒(13)が転落した。同日夕、病院で死亡が確認された。名古屋市教育委員会が11日、発表した。市教委によると、ノートに自殺をほのめかす内容や、いじめを受けたとみられる記述があったという。また、複数の生徒が朝日新聞の取材に、10日に男子生徒が同級生や担任から暴言を受けていたと話していて、市教委が事実解明を進める。
【写真】男子生徒の転落死を受け、会見する(右から)同生徒が通う中学校校長、名古屋市教育委員会の森和久・学校教育部長ら=11日午後3時45分、名古屋市中区、細川卓撮影
市教委の森和久・学校教育部長によると、ノートには「複数の人から『死ね』と言われた」「自分に嫌気がさした」といった記述があった。森部長は「いつだれからいじめを受けたかの記述はなく、必ずしも学校内とは断定できないが、学校であった可能性をまず考えて調査する」と述べた。
通っていた中学校の校長は、男子生徒へのいじめについて「把握していない」と話したが、同級生ら複数の生徒が、朝日新聞の取材に「男子生徒が亡くなる当日、帰りの会で同級生が男子生徒に『死ね』と言っていた。担任からも『(死ぬなんて)そんなことはできるわけがない』と、みんなの前で暴言を受けていた」と話した。
朝日新聞社
最終更新:7月12日(金)1時31分
Yahoo!ニュース関連記事
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
朝日新聞デジタル の最新記事
- (特派員メモ ジャカルタ)モスクの音の秘密 有料 7時30分
- (ひと)下城民夫さん 日本バーベキュー協会会長として「BBQ革命」を目指す 有料 写真 7時30分
- (プロメテウスの罠)踊り残そう:9 こんなにできるんだ 有料 写真 7時30分