米マイクロソフト 、デバイス・サービス柱に組織再編
[11日 ロイター] - 米マイクロソフト のスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は11日、デバイス(機器)とサービスを柱に組織を再編する計画を発表した。2008年7月以来5年ぶりの大規模再編となる。
モバイル機器やウェブベースのサービスで出遅れる中、技術関連業務を4つの主要グループに再編し、幹部も入れ替える。
業務の効率化を図り、製品の投入までにかかる期間を短縮するとともに、業務用ソフト「オフィス」などマイクロソフト製品の利用をパソコン(PC)上だけでなく多様なデバイスにも普及させることを目指す。
バルマーCEOはウェブサイトに掲載された従業員向けメモで「部門ごとの戦略の寄せ集めではなく、1つの会社としての単一の戦略の下に結束する」と述べた。
新たに設ける技術グループは基本ソフト(OS)、アプリケーション、クラウド・サービス、ハードウエア・デバイスの4つで、各グループは戦略、リサーチ、マーケティング、事業開発にも注力する。
今回の再編により、オフィス部門のカート・デルビーン社長は退任する。
11日午後の米国株式市場で同社株は約2%上昇している。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.
米株は史上最高値を更新
米主要株価指数は軒並み1%を超える上昇。FRB議長が前日、金融緩和を当面継続する姿勢を強調したことが材料に。
記事の全文 | 特集ページ