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福島第1 東電の対策強化要望 福島県廃炉協

 福島第1原発の井戸水から高濃度放射性物質が検出された問題で、福島県廃炉安全監視協議会は11日、環境モニタリング部会を福島市で開き、観測態勢の整備と海洋流出対策の強化を東京電力に申し入れた。
 委員は、政府の原子力規制委員会が「高濃度汚染水の海洋拡散が疑われる」と言及した点をただした。東電側は放射性物質の海中濃度が事故から2年たっても下がらない不自然さを認めつつ、「井戸の地下水は高濃度だが、海側は(拡散を疑わせる)有意な数値ではない」と海洋流出を否定した。
 井戸水からの高濃度放射性セシウム検出後、東電がフィルターで水をろ過して再測定し、「検出値が100分の1近くに下がった」と公表したことについて、委員は「汚染の実態を反映していない」と批判した。
 協議会は県や関係市町村、専門家でつくり、廃炉作業の独自の監視活動に当たっている。


2013年07月12日金曜日


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