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興毅「進退」発言撤回…勝つの当たり前

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 子ども用プールの中で氷にかぶりつく亀田興毅(撮影・園田高夫)

 「WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(23日、東京ビッグサイト)

 男に二言はある!?ボクシングのWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(亀田)が11日、都内の所属ジムで、ジョン・マーク・アポリナリオ(フィリピン)との7度目の防衛戦へ向けた練習を公開した。5月の試合発表での「進退をかける」発言を突然撤回。4月下旬から取り組んでいる肉体改造に自信を深め、「かけるまでもない。勝つのは当たり前」と説明するとともに、圧勝を宣言した。

 自信があるから進退はかけない。興毅は前戦で派手なKO宣言をしたにもかかわらず、苦戦の末の判定勝ちに終わったことを反省。5月の今試合の発表会見では「大きなことは言わんときます。進退かけるつもりでいきたい」と話していたが、「今はそんな気持ちはさらさらない」と発言を撤回。「前回は空威張り的なところがあったけど、今回は違う。自信からきている」と、笑みを浮かべた。

 「一からやり直している」という、4月下旬から取り組む体幹トレーニングによる肉体改造に手応えを感じているからだ。「前より体がブレんようになったから、パンチも見えるようになった」と効果を説明した。

 この日の3ラウンドのスパーリングでもWBO同級14位フィレディリクス・ロドリゲス(フィリピン)をキレのいいジャブや軽快な足の運びなどで圧倒した。「世界ランカー相手に何もさせんかったし、全体的なレベルが上がっている段階」と充実の表情を浮かべた。「どんな相手がきても、オレのボクシングをしたら負けることはない」と、揺るぎない自信を示した。

 減量はあと4キロと調整も順調。連日の猛暑も「オレはプラスに変える。寒かったら汗は出んけど、暑かったら出るからラッキーやな、と思うようにしてる」と前向きにとらえ、逆に「みなさん、気をつけた方がいいよ」と、報道陣を気遣う余裕も見せた。あとは本番ですべてを証明するだけだ。

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亀田興毅
東京ビッグサイト
タイトルマッチ

[ デイリースポーツ 2013年7月12日 7:00 ]

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