■調味料やスイーツずらり
県内で無農薬栽培した激辛のトウガラシ・ハバネロの加工食品を販売する「ハバネロ館」(栗東市霊仙寺)が、辛いもの好きの人気を集めている。ハバネロを
たっぷりと使った調味料やスイーツがずらり。口コミで広がり、県内のほか京阪神や首都圏からも激辛ファンが訪れる。店長の寺久保透さん(57)は「ハバネ
ロを滋賀の新たな特産品として全国発信していきたい」と意気込む。
「ハバネロ館」は、人材派遣会社を経営する寺久保さんが、昨年4月にオープンさせた。寺久保さん自身、もともと辛いものが好きだったことから、国内ではあまり栽培されていないハバネロに目をつけた。
当初は京都府亀岡市で栽培されたハバネロを購入していたが、今年5月から草津市下物町で、無農薬の自社栽培をスタートした。
ハバネロは虫がつきやすく、栽培は苦労の連続だったが、「安全なハバネロを使いたい」との一心で、手作業で虫を一つひとつ取り除き、収穫にこぎつけた。
一番人気はハバネロ入り「旨辛(かうまら)具入り辣油(らーゆ)」(785円)。揚げたニンニクチップのサクサクとした食感が特徴で、魚介のエキスをふんだんに使ってコクを出した。ご飯やラーメンにかけて食べると、じわりと辛さが効いてくる。
また、竜王町の牧場でとれた牛乳を使った「ハバネロアイス」(350円)も、甘みと辛さの絶妙なバランスがうけ、1年を通して人気。
いずれも保存料や着色料は入れず、なるべく県内産を使う。寺久保さんは「辛いもののまちとして滋賀を売り込むことができたら」と夢を膨らませている。
産経新聞
テーマ:経済
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