業務上横領:元警部が運営費を 倉敷・水島遊技組合、容疑で刑事告訴 /岡山
毎日新聞 2013年07月05日 地方版
倉敷市内のパチンコ店など約30店が加盟する倉敷、水島両遊技組合の事務局長だった60歳代の県警元警部が、組合費を着服した疑いがあるとして、両組合が業務上横領容疑で刑事告訴していたことが4日、分かった。告訴は先月28日付で、県警は受理したという。
関係者によると、元警部は県警を退職後の2009年、両組合の会計業務などに携わる事務局長に再就職した。12年までの3年間に、組合の運営費などが預けられていた定期預金の通帳などを無断で解約し、数千万円を横領した疑いがあるという。元警部は今年1月の会計監査で解約が判明し、組合を解雇された。横領行為を認めているが、使途については明らかにしていないという。
県警などによると、元警部は岡山東署(現・岡山中央署)刑事1課長や県警機動捜査隊副隊長などを務めたという。【原田悠自】