UPDATE 1-ブラジル中銀が政策金利を8.5%に引き上げ、予想通り
(内容を追加します)
[ブラジリア 10日 ロイター] - ブラジル中央銀行は10日、政策金利を8.00%から8.50%に引き上げた。目標を上回るインフレに対応するため、金融引き締めペースを維持した。金利決定は全会一致。
アナリスト57人を対象としたロイター調査では、55人が中銀は前回に続いて50ベーシスポイント(bp)の利上げを実施すると予想していた。
中銀は声明で「委員会は今回の決定がインフレ率を引き下げ、その傾向が来年まで継続することを確実にすると認識している」とし、前回の政策決定時に使った文言を繰り返した。
トンビニ総裁の下、中銀は今年に入り3回連続で利上げを行った。
レアルの大幅下落により輸入品価格が上昇するなか、中銀は難しい政策運営を強いられている。インフレ高進により国内の購買力は低下しつつあり、2014年の大統領選に出馬するとみられているルセフ大統領の支持率に影響を及ぼしている。
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90年代日本との類似点多く
債務処理に依然あえいでいるユーロ圏は、資産バブルの崩壊後、景気後退に苦しんだ90年代の日本と日増しに似てきている。
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