UPDATE 1-米輸出入物価、6月は4カ月連続で下落 世界経済減速を反映
(内容を追加しました) [ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した6月の輸出入物価 は4カ月連続で下落し、世界的な景気減速が米経済への重しとなる可能性があることを示 唆した。 輸出物価は前月比0.1%下落し、ロイター調査によるエコノミスト予想と一致した 。欧州債務危機や中国の成長減速を受けた世界的な需要減退が影響した可能性がある。 輸入物価も同0.2%下落。エコノミスト予想は変わらずだった。前月に続き、非石 油の落ち込みが圧迫した。石油価格は0.2%上昇した。 輸出入物価はいずれも3月以降、毎月下落しており、4カ月連続での下落は金融危機 に見舞われた2008年以来の長さとなる。 自動車やその他消費財の輸入物価が下落したことは一部の消費者にプラスとなる可能 性もあるが、エコノミストの間では低インフレ環境がデフレ懸念を招く恐れがあるとの見 方が出ている。 詳細は以下のとおり。 (2000=100、前月比%、季節調整前) June May (Prev) June'13/12 全輸入 -0.2 -0.7 -0.6 0.2 石油 0.2 -2.0 -2.0 2.9 非石油 -0.3 -0.3 -0.3 -0.5 食品・飼料・飲料 -1.2 0.4 0.4 unch 工業供給品 -0.3 -1.7 -1.7 1.1 資本財 -0.1 unch 0.0 -0.5 自動車・同部品 -0.3 -0.3 -0.2 -0.4 消費財(自動車除く) -0.1 -0.3 -0.3 unch June May (Prev) June'13/12 全輸出 -0.1 -0.5 -0.5 0.8 農業 0.6 1.1 1.0 9.3 非農業 -0.2 -0.7 -0.7 -0.3 食品・飼料・飲料 0.6 0.8 0.8 8.4 工業供給品 -0.4 -1.6 -1.7 -0.5 資本財 unch -0.1 -0.1 0.6 自動車・同部品 unch -0.1 -0.1 0.4 消費財(自動車除く) -0.1 -0.1 0.0 -1.5 エコノミスト予想(ロイター調査) 輸入物価 unchanged 輸出物価 -0.1 pct
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90年代日本との類似点多く
債務処理に依然あえいでいるユーロ圏は、資産バブルの崩壊後、景気後退に苦しんだ90年代の日本と日増しに似てきている。
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