米失業保険申請:36万に増加-季節調整難か、受給者数も増加
7月11日(ブルームバーグ):先週分の米新規失業保険申請件数は予想外に増加し、2カ月ぶり高水準となった。7月は通常、点検整備に伴う自動車工場の一時閉鎖により、失業保険申請件数が変動しやすい。
米労働省の発表によると、先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比1万6000件増の36万件。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値 は34万件への減少だった。前週は34万4000件だった。
労働省の広報担当官は自動車工場の一時閉鎖や独立記念日の祝日といった季節要因で7月の調整は通常より難しいと説明した。
より変動の少ない4週移動平均は35万1750件と、前週の34万5750件から増加した。
失業保険の継続受給者数は6月29日までの1週間で2万4000人増加して298万人だった。
また、同省が発表した5月の輸入物価指数 は前月比0.2%低下と、4カ月連続でマイナスとなった。前月は0.7%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値では5月は前月から変わらずだった。
輸入物価は前年同月比で0.2%上昇した。プラスは14カ月ぶり。
原題:Jobless Claims in U.S. Unexpectedly Rise to Two-Month High(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/11 22:58 JSTニュース一覧
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