2015年度コアCPI見通しは前年比+1.9%=日銀
[東京 11日 ロイター] - 日銀は11日、4月に公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の中間評価を行った。その結果、2015年度の消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)の見通しは、消費税率引き上げの影響を除いたケースで前年比+1.9%となり、4月の同+1.9%から横ばいだった。
2014年度は同+1.3%、2013年度は同+0.6%となった。実質国内総生産(GDP)見通しは2015年度に同+1.5%、2014年度に同+1.3%、2013年度に同+2.8%を見込んでいる。これらの数値は9人の政策委員の見通しから最大値と最小値を除いた中央値。
実質GDP コアCPI
2013年度 +2.8 +0.6
(4月の見通し) (+2.9) (+0.7)
2014年度 +1.3 +1.3
(4月の見通し) (+1.4) (+1.4)
2015年度 +1.5 +1.9
(4月の見通し) (+1.6) (+1.9)
*対前年比、%。14、15年度のコアCPIは消費税率引き上げの影響を除くケース。
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90年代日本との類似点多く
債務処理に依然あえいでいるユーロ圏は、資産バブルの崩壊後、景気後退に苦しんだ90年代の日本と日増しに似てきている。
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