UPDATE1: 麻生財務相兼金融相・甘利経済再生相など「危機突破内閣」 経済再生へ一丸
[東京 26日 ロイター] 安倍晋三内閣の菅義偉新官房長官は26日夕、麻生太郎元首相が副総理と財務相、金融担当相を兼務し、経済財政諮問会議を担当する経済再生担当相に甘利明前政調会長を充てる新内閣の閣僚名簿を発表した。
外相には岸田文雄前国対委員長、法相には谷垣禎一前総裁を起用、経済産業相には茂木敏充元政調会長が就任する。
総務相には新藤義孝元経済産業副大臣、農水相に林芳正元防衛相、環境・原発担当相には石原伸晃前幹事長を起用。
連立を組む公明党からは太田昭宏前代表が国土交通相として入閣する。防衛相には小野寺五典元外務副大臣が就任。このほか、文部科学相に下村博文氏、厚労相に田村憲久氏、復興担当相に根本匠氏が就き、国家公安委員長となる古屋圭司氏が拉致問題、国土強靭(きょうじん)化も担当する。
麻生氏はデフレ脱却・円高対策担当、甘利氏は社会保障と税の一体改革担当を兼務する。
菅新官房長官はこの内閣について「危機突破内閣だ」と位置づけ、「東日本大震災からの復興、経済再生に向けて一丸となって取り組む」と語った。
このあと、午後6時半から首相の新任式と閣僚の認証式が行われ、午後9時半から安倍首相が会見する。初閣議は午後10時15分から行われる。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.
90年代日本との類似点多く
債務処理に依然あえいでいるユーロ圏は、資産バブルの崩壊後、景気後退に苦しんだ90年代の日本と日増しに似てきている。
記事の全文 | 特集ページ