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地方
「注射するとイヌの体調悪くなる」偽造証明書で“検疫逃れ” 容疑の自称調教師ら逮捕 千葉県警
2013.7.11 20:00
偽造された狂犬病予防注射などに関する証明書を使い、米国との間で不正にイヌの輸出入をしたとして、千葉県警環境犯罪課などは11日、偽造有印私文書行使と家畜伝染病予防法違反などの疑いで、東京都江戸川区東葛西、自称プロハンドラー(調教師)、伊藤孝次容疑者(42)ら2人を逮捕した。
逮捕容疑は昨年3月~4月、廃業した知人の男性獣医師の名前や印鑑で偽造された「狂犬病予防注射済証明書」などを成田空港の動物検疫所に提出し、牧羊犬のシェットランドシープドッグ2頭を不正に日米間で輸出入したとしている。
同課によると、伊藤容疑者はイヌの市場価値を高めるため、米国のドッグショーに出場させる目的で輸出入をしていたとみられる。「注射などをするとイヌの体調が悪くなり、いい成績を出せなくなる」と話し、容疑を認めているという。偽造証明書で検疫にかかる手間や費用を省き、輸出入を繰り返していたとみて捜査している。
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