最近更新を楽しみにしている「日系パワハラ」の新作が面白いです。
マイホーム購入直後の転勤はもはや様式美だよね | 日系パワハラ
マイホームを買った直後に転勤辞令
ぼくが大企業に勤めていた頃も、まさに上司が家を買った直後に転勤を喰らっていました。子どもも生まれたばかりで、せっかく家を買ったのに3〜5年は離れ離れにならないといけないとか、なんて残酷なんだ!と衝撃を受けました。社内では「転勤することになるから、子どもが小さいうちは家は買えないなぁ」と漏らしている方もいらっしゃったことを覚えています。
ぼくがいた大企業くらいのものかと思いきや、記事のコメント欄などを見ていると、まさに「様式美」といえるほど、まだ一般的な慣習なんですね。こういう前時代的なやり方って、誰かおかしいと声を挙げないものなのでしょうか。
人質を取られるサラリーマン
「マイホームを買ったら転勤させる」というのは、要するに「お前、家族もいるし辞められないよな?ちょっと会社のために飛んでこい」と、「家族を人質にする」行為です。
もちろん転勤は長い目で見れば本人のためにもなると思われますが、会社がある意味で暴力的に人をコントロールしているという事実は変わりません。拒否権があればまだいいですが、転勤拒否は業務命令拒否だから解雇になる、というのがこの社会では一般的なようですし。
こういう会社都合で従業員を搾取するような態度は、早晩なくなった方が、世の中幸せになると思うのですがどうでしょうか。
夢のマイホームを買って、幼い子どもも生まれ、家族みんなで幸せに暮らそうとした矢先、自分だけ地方・海外に飛ばされる、拒否したらクビとか、発狂ものだと思うのですが…。そこまでして「終身雇用」の固執するのは本末転倒感があります。力のある人はさっさと辞めちゃえばいいですが、世の中そんなに甘くはないですし。
日系パワハラブログの締めの言葉に100%賛同します。
余程のことが無い限り転勤命令は断れないのが現状ですが、「従業員の幸せを考える!」と呪文のように唱える位だったら、転勤への配慮をすればよいのにと思うのです。
一人や二人転勤を拒否されたところで会社がつぶれるわけでもなし、やはり理解できません。何も転勤がもっともしにくい時期に命令を出さなくても…。
うちの娘が大きくなる頃には「えー!お父さんの時代って、マイホーム買ったら転勤辞令が出るなんてことがあったの?拒否するとクビ!?人権侵害じゃん!」という理解が常識的になっていてほしいものです。
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