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MOX燃料 保管プールへの移送作業公開
7月4日 21時46分

プルトニウムを含む「MOX燃料」と呼ばれる核燃料が運び込まれた関西電力・高浜原発で、「MOX燃料」を保管用のプールに移す作業が報道機関に公開されました。

関西電力・高浜原発では先月27日、おととしの原発事故のあと、国内の原発では初めて、プルトニウムを含む「MOX燃料」と呼ばれる核燃料20体が運び込まれました。
「MOX燃料」は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムにウランを混ぜた核燃料で、これを一般の原発で燃やす「プルサーマル」は、国の核燃料サイクルの柱に位置づけられています。
関西電力は新たに運び込まれた「MOX燃料」について、保管用のプールに移す作業を3日から始めました。
4日は、この作業が報道機関に公開され、表面に傷などがないかを調べる検査を行ったうえで、「MOX燃料」はクレーンでつり上げられ、プールの中の所定の位置に収められました。
「MOX燃料」をプールに移す作業は1日に2体ずつ行われる予定で、今月中にはすべての作業が終了する見通しだということです。
関西電力は高浜原発3号機と4号機について、今月8日に、原発の新たな規制基準が施行されしだい、速やかに運転再開の申請を行うことにしていますが、「MOX燃料」を使用するかどうかは明らかにしておらず、「プルサーマル」の先行きは不透明なままです。

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