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第三のビール、新商品効果で2.7%増 1~6月

2013/7/10 19:48
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 ビール系飲料のうち割安な第三のビールの販売が堅調だ。ビール大手5社が10日発表した1~6月のビール系飲料の課税済み出荷量で第三のビールは2.7%増えた。ただ各社が新商品を販売した効果が大きく、既存の商品は販売量を落としている。主力のビールは低迷しており、景気回復への期待感は高まっているものの市場全体の縮小傾向には歯止めがかかっていない。

 ビール系飲料全体の出荷量は前年同期比0.9%減の1億9929万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と同期間として過去最低だった。ビールが1.9%減ったのに対し第三のビールは2.7%増で販売量は同期間として過去最高になった。アサヒビールの「プライムリッチ」やキリンビールの「澄みきり」、サッポロビールの「極ZERO(ゴクゼロ)」など新商品がけん引した。これらの新商品については各社とも夏場、当初計画の2~3割増産する。

 一方でアサヒの「クリアアサヒ」の販売量は8.5%減、キリンの「のどごし〈生〉」も4.2%減と既存の商品は苦戦している。消費者が既存品から新商品にシフトしているもようだ。

 高級ビールはサッポロの「エビス」が1.7%増と3年ぶりにプラスになるなど好調だが、ビール市場全体を押し上げるには至っていない。通常のビールは低迷しているものの、例年より早めの梅雨明けなど「暑い夏」を追い風に各社の巻き返しに向けた期待は高まっている。

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アサヒビール、クリアアサヒ、第三のビール、サッポロ、サッポロビール、キリンビール、ゴクゼロ

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