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韓国大統領 日韓首脳会談に否定的考え
7月10日 20時41分

韓国のパク・クネ大統領は10日、国内メディアとの懇談で、日本の安倍総理大臣と首脳会談を行う可能性について「行うべきだし、排除しているわけではない」と述べる一方で、「日本は、今も島や従軍慰安婦の問題で韓国国民を傷つけている」と指摘し、現状での開催に否定的な見解を示しました。

韓国のパク・クネ大統領は10日、国内の報道機関の論説委員らを招いて、懇談会を開きました。
この中でパク大統領は、日本の安倍総理大臣との首脳会談の可能性について聞かれると「そのような会談を行うべきだし、排除しているわけではない」と述べました。
その一方で、「首脳会談のような重要な会談は両国の関係がよい方向に向かってこそ意味があるが、日本は今も島や従軍慰安婦の問題で韓国国民を傷つけている。会談は、根本的に未来志向の雰囲気の中で行うべきだ」と指摘しました。
そのうえで、「首脳会談が終わるやいなや島や慰安婦の問題が出れば、関係が悪化しかねない」と述べて、現状での日韓首脳会談の開催に否定的な見解を示しました。
パク大統領はさらに、今後について「環境をつくる努力が必要だ」と述べて、日本側が首脳会談を行うにふさわしい環境を整える努力が必要だという認識を示しました。

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