そのやり方ですが、ツールメニューの中の「Auto」をクリックして、「DVD」をクリックします。すると、左端の、Video、Audio、Formatという部分が自動で変わります。
「Format」の部分が「MPEG PS A+V」になりますが、この「MPEG PS」というのは、Wikipediaによると、DVD用のようで、「A+V」は、音声と動画を多重化させるという事のようなので、これでよし。(「A+V」がわかるまで、無音声の動画ファイルを作成してしまっていました…orz)
で、「Video」「Audio」の下のコンボボックスでは、エンコード形式が選択できますが、「Copy」というのはエンコードをせずにそのままの音声・動画を使用するという事らしいです。
その下の「Configure」をクリックすると、選択されたエンコード形式での画質・音質等が設定出来ます。あまり良くわかっていないので、エンコードを試してみて、自分がいいなと思う設定にするのがいいでしょう。
それで、前の記事で、録画した番組というのが、画面の上と下に黒い部分も一緒に録画されてまして、以前から、この部分を削ぎ落とすソフトって、商用ソフトしかないのかなと思っていたら、このAvidemuxは出来ました。
「Video」の部分の下の「Filters」をクリックして、「Crop」というフィルターを選択します。
スライダーで黒い部分と映像の部分がわかりやすい箇所に持っていって、「AutoCrop」をクリックすると自動で削ぎ落とす部分を検出してくれますが、納得できなければ、上下左右それぞれの設定が手動で出来ますので、それで手直しします。
これで削ぎ落とす量が決められます。緑色の部分が削ぎ落とす予定の部分です。
で、カット編集ですが、メインの画面の下のほうにある、AとBというやつで、始点と終点を設定できるので、カットしたい部分を設定して、ツールメニュー「Edit>Cut」すればカット予定になります。ちなみに、画面右端の下の部分に数字と一緒にAとBが表示してありますが、これが始点・終点のフレームのようです。デフォルトでは一番最初と一番最後が選択されています。
全ての編集を終えたら、最後に「保存」をクリックして、保存する場所を選んだら、エンコードが開始されます。
これで完了。
上記のようなやり方では、いろいろ失敗してしまいましたので、順に書きます。
DVD-VIDEO(NTSC)は、縦方向のピクセル数が480で固定されているようなので、メインの記事のように、単純にクロップしただけだと、規格外のDVD-VIDEOが出来てしまいました。
そこで、「Filters」で、Cropフィルターの次に、480にリサイズするフィルターを追加しようと思い、何個かある中で、「MPlayer resize」フィルターを追加して、縦方向を480へと設定しました。
そして、メインの画面の「Video」エンコーダーの「Configure」の設定で、アスペクト比を「16:9」にして、「保存」をクリックして、ビデオファイルを作成しました。
これを、オーサリングソフトで、DVD-VIDEO形式に変換して、DVD-Rに書き込んで、スタンドアロンのDVDプレイヤーで視聴してみました。
すると、インターレースのスジがかなり気になるものが出来てしまいました。
おそらく、これは、元々のビデオのソースファイルにあるインターレースをリサイズフィルターで、引き延ばしてしまったからだと考え、インターレースを除去するフィルターを追加しなければいけないと考えました。
ただ、経験上、インターレースがある方が、スタンドアロン型のプレイヤーで再生した時は、綺麗になると感じていたので、インターレースをうまく作成し直す方法を考えましたが、僕には出来ませんでした。
ですので、「Filters」の画面で、インターレース除去フィルターの中から、「Deinterlace」フィルターを追加しました。これは、追加したフィルターの中でも最初にやらないといけないものなので、一番上に配置しました。
これで完成したビデオファイルで、DVD-VIDEO形式に変換して、DVD-Rに書き込んで、スタンドアロン型のプレイヤーで視聴してみました。
すると、まあ、なかなかよく出来ていましたので、一応、これで完成しました。
市販のソフトいらねぇじゃん!!
いつも、コメントありがとう。
この記事のようにクロップした動画をそのままDVD-VIDEOにするとおかしくなりますた。
この件については、また追記します。