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銀行融資残高 伸び率はほぼ横ばい7月8日 12時20分
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先月の全国の銀行の融資残高は、去年の同じ月を2.2%上回りましたが、伸び率はほぼ横ばいの状態が続いており、日銀が市場に供給している大量の資金が企業や個人への貸し出しに十分につながっていないことがうかがえます。
日銀が8日、発表した「貸出・預金動向」によりますと、全国の銀行による先月の融資残高は、403兆6406億円で、前の年の同じ月に比べて2.2%の増加となり、21か月連続で前の年の同じ月を上回りました。
しかし、伸び率はことし5月と比べて0.1ポイントのプラスにとどまっています。
これは、海外企業の買収や不動産投資信託などへの投資のための資金需要が伸びた一方で、企業の設備投資の動きが一部にとどまっているためとみられます。
日銀は、ことし4月に金融機関から大量の国債を買い入れることで市場にお金を供給する、大規模な金融緩和策を導入し、市場に供給されたお金の量は大規模な金融緩和を始める前のことし3月末と比べて18%余り増えています。
その一方で、融資の伸び率はほぼ横ばいの状態が続いており、日銀が供給している大量の資金が企業や個人への貸し出しに十分につながっていないことがうかがえます。
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