JR西日本は、2017年度までに日本海側の観光名所をめぐる豪華寝台列車を導入する。車内はホテルのような内装に仕上げ、料金は2泊3日で1人当たり30万円前後を検討。中高年層に新たな旅の形を提案し、鉄道利用につなげる。
真鍋精志社長が朝日新聞のインタビューに答え、「日本海側を中心に地元と一緒に観光資源を磨き上げ、関東や中部からの旅行客を掘り起こしたい」と話した。
数十億円かけて非電化区間も走れるディーゼル車を導入し、食堂車も備える。世界遺産の石見銀山や出雲大社、伝統芸能の神楽を楽しめる在来線のルートを考えているという。また、将来的には「瀬戸内海側や九州へも広げていきたい」と話した。