〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「小陰線」、5日線が下値をサポート
(最新情報を追加しました)
[東京 10日 ロイター] -
〔株式マーケットアイ〕
<16:03> 日経平均・日足は「小陰線」、5日線が下値をサポート
日経平均の日足は、上下にヒゲを伴う「小陰線」。8日の戻り高値1万4497円65銭を更新したものの伸び切れず、高値圏でもち合う形となった。心理的な節目の1万4500円に到達し戻り売り圧力が増したと考えられる。もっとも、下値は5日移動平均線(1万4265円55銭=10日)にサポートされ底堅さを示している。一目均衡表では終値が抵抗帯の「雲」上限(1万4243円11銭=同)を突破し、「三役好転」の強気シグナルが点灯した。終値と25日移動平均線(1万3426円26銭=同)とのかい離率はプラス7.3%と依然大きく、短期的な過熱感は強いが、日柄調整が完了すれば上値を試す展開が有望になる。当面は5月23日高値(1万5942円60銭)から6月13日安値(1万2415円85銭)までの下げ幅に対するフィボナッチ比率61.8%戻しの1万4595円38銭が上値メドになる。
<15:14> 新興株式市場はさえない、バイオ関連株などが売られる
新興株式市場はさえない。東証マザーズ指数は4日ぶりに反落、日経ジャスダック平均も反落した。序盤は底堅く推移する場面もあったが、後場に日経平均が下げ幅を拡げると新興市場も下値を探る動きとなった。リプロセル やナノキャリア 、ペプチドリーム などバイオ関連株を中心に値を下げた。
きょう東証マザーズに資金上場した夢展望 は公開価格の約2倍に当たる5210円で初値を形成。終値は4340円だった。同じく東証マザーズに新規上場のフォトクリエイト は3845円買い気配で終了。
<14:34> 日経平均は軟調、先物主導で不安定な動き
日経平均は軟調。1万4300円台前半で推移している。先物にまとまった売りが出て下げ幅が拡大、その後買い戻しも入っているが不安定な値動きが続いている。市場では「週末のオプションSQ(特別清算指数)算出をにらんだ短期筋の先物売買のほか、先駆して上昇した個別銘柄には戻り売りも出ている」(大手証券)という。
<13:10> 日経平均はもみ合い、アジア株高が下支え
日経平均はもみ合い。1万4500円を挟んで一進一退となっている。
市場では「中国や香港などのアジア株が小幅高を維持しており、日本株を下支えしている。ただ東京電力 やアイフル 、ケネディクス などがさえず、個人投資家を中心にいったん利益を確定する動きが出ている」(国内証券)との声が出ていた。
<10:53> 日経平均は上値試す、オプションSQ控え思惑的な動き
日経平均は上値を試す展開。節目1万4500円を回復している。
市場では「短期的な過熱感が意識されているものの、オプションSQ(特別清算指数)算出を控え先物市場で思惑的な動きが出ているようだ。中国株がしっかりとした値動きで推移していることも安心感を誘っている」(準大手証券)との声が出ていた。
<10:00> 日経平均はプラスに転じる、小売・陸運などが買われる
日経平均はプラスに転じ、1万4400円台後半で推移している。パルプ・紙、小売が高く、陸運もしっかり。不動産はさえない。市場では「JR東 などの公共関連や小売り、食品の大型株に海外勢の買いが入っている。週末のオプションSQ(特別清算指数)算出に向けた仕掛け的な動きは目立っていない」(岩井コスモ証券本店法人営業部副部長の中島肇氏)との声が出ている。
<09:10> 小反落、短期的な過熱感が重し
寄り付きの東京株式市場で日経平均は小反落した。前日の欧米株高や円相場の落ち着きに加え、国際通貨基金(IMF)による日本の2013年成長率予想の引き上げなどは支援材料だが、急ピッチな上昇に対する短期的な過熱感が意識され、戻り売りなどが優勢。大証終値比45円安となったシカゴの日経平均先物9月限(円建て)1万4415円にさや寄せする格好となっている。一方、外国人投資家や個人投資家の継続買いが売りを吸収し、日経平均は節目1万4500円をトライするとみられている。
<08:24> 寄り前の板状況、主力輸出株はまちまち
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー はやや売り優勢だが、ホンダ 、キヤノン 、パナソニック は買い優勢と主力輸出株はまちまち。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ソフトバンク は売り買いきっ抗となっている。
一方、大手銀行株は三菱UFJフィナンシャル・グループ はやや買い優勢、三井住友フィナンシャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ は売り買いきっ抗となっている。
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.