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〔金利マーケットアイ〕夜間取引で国債先物は強含み、質への逃避

2013年 07月 10日 17:38 JST
 
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[東京 10日 ロイター] -

〔金利マーケットアイ〕

<17:30> 夜間取引で国債先物は強含み、質への逃避

東証夜間取引で国債先物は強含み。足元の中心限月9月限は、日中取引の大引けから8銭高の142円71銭近辺で推移。市場では「イタリア、スペインなど南欧諸国の国債利回りが上昇する中、為替相場で円高基調となり、ドル・円も節目の100円を割り込む場面があり、再び質への逃避が起きている状況」(国内証券)との見方が出ていた。

<15:18> 翌日物0.07%中心、ユーロ円金先は小幅高

無担保コール翌日物金利は0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、信託などで、一部0.075%でも出合いを付けた。前日に比べてやや強めの地合いだが、高水準の当預残で資金調達ニーズは限られている。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは0.099%と前営業日比横ばい。3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りは0.0962%と前回(0.0962%)と同じになった。市場予想より、しっかりした入札結果になった。

ユーロ円3カ月金利先物は債券強含みで小幅高。中心限月2014年6月限は前日清算値比0.5ティック高の99.725。

<15:09> 国債先物は続伸、長期金利0.855%に低下

10日の国債先物は続伸。米金利上昇に歯止めがかかったことで買い安心感が出たことから短期筋が買い進んだ。ところが期待された日銀オペが見送られたため、失望売りで上値を重くした。後場もこの流れは続いたが、終盤に先物主導で日経平均株価が下落幅を広げる状況で、海外勢と思われる株先売り・債先買いの動きが指摘され、急動意後、一気にきょうの上値を追う展開となった。現物債は先物の連動性を強めた長期ゾーンが堅調。5年債は来週に入札を控えているため、神経質な展開となったが、長期ゾーンの利回りに低下圧力がかかると、強含みで推移した。超長期ゾーンは日銀オペが見送られたため、総じてさえない動きになった。

国債先物中心限月9月限の大引けは、前営業日比25銭高の142円63銭。長期金利は同1bp低い0.855%に低下

<14:45> 国債先物が上値追い、海外勢の株先売り・債先買い観測

国債先物が上値追い。中心限月9月限は前場に付けた高値142円62銭を上抜け、きょうの高値圏で推移している。市場では「先物主導で日経平均株価が下落幅を広げる状況で、海外勢と思われる株先売り・債先買いの動きが見られるようだ。長期ゾーンも連動性を強め、利回りに低下圧力がかかっている」(国内証券)との見方が出ていた。外為市場で円高方向に振れ始める中、日経平均株価が下落幅を広げたが、円債市場の初期反応は限られていたため、「ようやく動いたという印象」(同国内証券)との声が聞かれた。足元の国債先物中心限月9月限は前日比25銭高の142円63銭近辺、10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低い0.855%での推移。

<14:09> 円高基調・株下落幅拡大にも円債反応薄、5年債は神経質な展開

外為市場で円高方向に振れ始める中、日経平均株価が下落幅を広げているが、円債市場の反応は限られている。小幅上昇していた5年112回債利回りが低下基調になった程度。もっとも、5年債に関して市場では「まだ期間はあるが、来週に5年利付国債の入札を控えていることもあり、買い進むことをちゅうちょする局面。神経質な展開」(国内証券)との声が聞かれた。

<13:40> 国債先物は上値重い、長期金利も方向感出ず

国債先物は上値重い。中心限月9月限は強含みで推移しているが、前引けの142円51銭近辺でこう着感を強めている。市場では「前場に日銀オペへの期待もあり、142円62銭まで強含む場面もあったが、見送られたため、戻り売りが出ている。上値を追う可能性は薄れている」(国内金融機関)との見方が出ている。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比変わらずの0.865%で推移。市場では「先物への連動性が強まりやすい10年ゾーンなだけに方向感が出ていない」(同国内金融機関)との声が聞かれた。

<13:20> 超長期ゾーン弱含み推移、オペ見送りで軟調地合い継続

超長期ゾーンが弱含みで推移。前日の流動性供給入札が強く、その段階では超長期ゾーンの利回りには低下圧力がかかっていたが、「きょう日銀オペが見送られたことで、期待していた向きからの失望売りが見られる。午前の軟調地合いを継続」(国内証券)との指摘があった。20年145回債利回りは前営業日比1.5bp高い1.750%、30年39回債利回りは前営業日比2bp高い1.885%での取引。

<12:37> 3カ月物国庫証券の落札利回りは前回対比で横ばい、しっかりした入札の声

財務省が午後零時35分に発表した3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りは0.0962%と前回(0.0962%)と同じになった。平均落札利回りも0.0962%。市場では「予想したより、しっかりした入札結果になった。地合いは前週と変わりはなく、荷もたれ感がさほど強くないという印象を受けた」(国内金融機関)との見方が出ていた。

<11:15> 3カ月物国庫証券最高落札利回り、0.098%近辺か

財務省は3カ月物国庫短期証券(380回)入札を実施している。入札前取引は0.097%での出合い。最高落札利回りについて市場では「予想は0.098%近辺。前日に378回証券が0.095%で出合っていたが、それを上回りそうで、一部に仕掛け的な動きがあるようだ」(短資会社)との見方が出ていた。

10日午前の短期金融市場では、無担保コール翌日物は0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、信託などで、一部0.075%でも出合いを付けた。前日に比べてやや強めの地合いだが、高水準の当預残で資金調達ニーズは限られている。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは0.10%付近で横ばい圏。

ユーロ円3カ月金利先物は小幅高。中心限月2014年6月限は前日清算値比0.5ティック高の99.725。

<11:04> 国債先物が続伸で前引け、長期金利は横ばいの0.865%

国債先物中心限月9月限は前日比13銭高の142円51銭と続伸して午前の取引を終えた。17日の5年債まで国債入札の間隔が空き、新規供給圧力が和らぐ中、日銀の大胆な国債買入継続による需給引き締まり効果を意識。米金利上昇に歯止めがかかったことも買い安心感を誘った。国際通貨基金(IMF)は9日に発表した世界経済見通しで、2013年と2014年の世界経済成長率見通しを下方修正。新興国の成長減速やユーロ圏景気後退の長期化などが意識されたことも、安全資産とされる日本国債への買いを促した。現物市場は前日に流動性供給入札があった超長期ゾーンが軟調。日銀買入が見送られたことで調整売りが出た。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.865%。

 <10:20> 国債先物が一時前日終値に下落、日銀買入見送りで失望売り

国債先物中心限月9月限は、一時142円38銭と前日終値まで水準を下げた。日銀が午前10時10分の金融調節で、国債買入を見送ったことを受けて失望売りを誘った。市場では、流動性供給入札の翌日で買入オペを期待する声が一部にあったが、「日銀金融政策決定会合の開催日であることを踏まえると12日に実施される可能性がある」(国内証券)として、きょうのオペ通告について見方が分かれていた。

 <09:55> 翌日物は0.07%中心、金先は債券高で強含み

無担保コール翌日物は0.07%を中心に取引されている。主な取り手は地銀、信託などで、一部0.075%でも出合いを付けた。大手行は0.065%付近で調達。前日に比べてやや強めの地合いだが、高水準の当預残で資金調達ニーズは限られている。

ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受けて強含み。中心限月2014年6月限は前日清算値比1ティック高の99.730。

 <09:10> 国債先物が続伸スタート、海外懸念で安全資産買いとの声も

国債先物中心限月9月限は前日比9銭高の142円47銭と続伸して寄り付いた後、142円60銭に上昇した。前日の夜間取引やLIFFEで買われた流れを引き継いで買いが先行。日経平均が反落して取引が始まったこともサポート要因。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低い0.855%に低下した。

市場では「日銀金融政策決定会合の開催初日だが、日銀買入オペが入るのではないかとの思惑があるのではないか。また、国際通貨基金(IMF)による今年の世界経済成長見通し下方修正、S&Pによるイタリア国債格下げなど海外要因が相次ぎ、安全資産とされる日本国債が買われやすくなっている面もある」(国内証券)との声もあった。

<08:35> 翌日物は0.07─0.075%中心、大手行0.065%で調達意欲

無担保コール翌日物は0.07─0.075%を中心に取引されている。主な取り手は地銀など。大手行は0.065%付近で調達意欲を示している。前日に比べて0.075%での出合いが観測されている分、やや強めの地合い。ただ、当座預金残高が82兆円規模の高水準を維持するとみられるため、調達一巡後は落ち着いた展開が予想されている。

日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は82兆円、準備預金残高は64兆2000億円程度となる見込み。

<07:05> 翌日物は0.07%中心か、当預残は82兆円の見込み

無担保コール翌日物は0.07%を中心に取引される見通し。資金需給は債券決済要因などで不足地合い。当座預金残高も。しかし、9日のトムネ(10日スタートの翌日物)取引では、金融機関の資金調達意欲が限定的となっていることから、全般に落ち着いた展開が予想されている。

9日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.001%低い0.074%だった。

日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は9日に比べて1兆3000億円減の82兆円程度になる見込み。残り所要積立額は1700億円。

 
 
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