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豪 カンガルー駆除認める判決7月10日 14時8分
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オーストラリアでは、カンガルーが増えすぎて農産物などを食い荒らしているため、地元政府が駆除を行おうとしていて動物保護団体などが激しく反発する事態となっていますが、地元の裁判所は10日、個体数の調整が必要だとして駆除を認める判決を言い渡しました。
オーストラリアの首都キャンベラでは、カンガルーの個体数が増えすぎて農産物や植物を食い荒らしているため、地元政府が今月末までに1400匹余りのカンガルーの駆除を行う方針を示しています。これに対して、地元の動物保護団体などが駆除が残忍であるなどとして激しく反発し、差し止めを求める訴えをキャンベラにある地区行政裁判所に起こしていました。裁判所は10日、個体数の調整が必要だとする行政側の主張を認めたうえで、当初の1400匹から1200匹余りに削減することを条件に、カンガルーの駆除を認める判決を言い渡しました。
この判決を受けて、地元政府では11日にも駆除を始める方針ですが、動物保護団体は銃を構えるハンターとカンガルーの間に立ち、いわば人間の盾となって妨害することも辞さないとしており、政府は冷静な対応を呼びかけています。
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