らびりす
CV:竹達彩奈

生年月日:1999年4月20日初起動
身長:非公開
体重:非公開
血液型:-

公式

本作「ペルソナ4」の世界観をベースにして「その後の物語」として描かれた2D格闘ゲーム「ペルソナ4-ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ-(以下、P4Uと略)」のプレイヤーキャラ。

八十神高等学校の夏服に身を包む銀髪赤眼のポニーテールの少女で、「八高の生徒会長」を自称する。
だが、厳密に言うと彼女は「人間」ではく、正式名称は『対シャドウ特別制圧兵装五式ラビリス』。

「P4U」の物語開始時期より更に遡る時代、「ペルソナ3」の舞台である港区において「シャドウの研究」を行っていた桐条グループが「シャドウが暴走した際の保険」として開発した「対シャドウ特別制圧兵装」の一体であり、同じくP4Uに登場する「機械の乙女」アイギスの「姉」に当たる。

ただし、本編ともいうべきゲーム版のペルソナ3(無印、P3Fこと「ペルソナ3フェス」、P3Pこと「ペルソナ3ポータブル」の3作)において、彼女が登場したことは一度も無い。
元々はペルソナ3のドラマCDの一つ「Moonlight」の回想シーンにおいて、「対シャドウ特別制圧兵装」の研究開発を行っていた桐条エルゴノミクス研究所の所員の会話の中で「そのような存在がある」といった程度に語られるのみであった。
このようにラビリスという名は設定上においてのみ語られる「知る人ぞ知る存在」であったが、P4Uでプレイヤーキャラとして逆輸入登場されたことで、改めて脚光を浴びることとなった。

自らを「ウチ」と呼び、京風の姐さん言葉を扱うが、妹に当たるアイギスと比べると思考・言動は直情的で、感情表現は豊か。
武器は、身の丈を超えるほど長大な機械式の戦斧。
これは、変形させて背部に装着する事で、推進器のような役割も果たす。
また、両腕はロケットパンチの要領で飛ばすことも可能。
後継機のアイギスと比べて武装が近接戦闘に特化されているのは「火器の制御精度に問題があったから」らしい。

黄昏の羽根を搭載し、人格を与えられた「機械の乙女」ではあるが、実際のところその存在は「試作機」という側面が強かった。
そのため、主な運用目的は実戦データ収集とされ、屋久島の研究施設にて同系統の対シャドウ特別兵装との「戦闘」に明け暮れる日々を過ごしていた。
そこで知り合った同系統機の「機体番号024」や、彼女が個人的に世話を焼いていた仔犬との交流の中で、徐々に感情を芽生えさせていく。
しかし、戦闘データを蓄積していく過程で繰り返され積み重ねられ、遂には心を通わせた機体番号024との交戦までもを余儀なくされた「仲間殺し」に対する悲哀と罪悪感、そして冷徹で身勝手な論理を振りかざす開発者らに対する憤怒から、「人間に対する無抵抗原則」を無視し、不完全な形ながらもペルソナに覚醒。
最終的には「開発者判断による凍結封印」という名目でシャドウ実験の暴走事故に至る前の時点で機能を停止している。

その後、13年の年月を経て凍結封印されていたラビリスの機体を屋久島に移すべく飛行機に輸送するも、ハイジャック事件が発生、そのどさくさに紛れてラビリスの機体が紛失する。
そして、何の因果か再起動を果たした彼女は、イザナミが敗北して平穏になったテレビの世界に飛び込み、クマ総統が仕掛けた「P-1 Grand Prix」を収集するべく、テレビの世界を奔走することとなる。

アーケードモードでは事件収束後なのか、和やかに戦う彼女の姿が垣間見れる。
雪子に温泉に入れるかどうか聞いたり、真田の真似をして腕が飛んでいってしまったりと、可愛らしい一面も。
セリフを見る限り、鳴上(主人公)、雪子やクマといったP4組の他、妹であるアイギスと仲が良い様子で、美鶴や明彦とも良好な関係である様子。

ペルソナ