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大腸がん再発リスク検査を開発7月10日 13時8分
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大腸がんの手術を受けた患者の体内にごく小さながんが残っていないか調べ、がん再発のリスクを予測する新たな検査手法を大阪大学の研究グループが開発しました。
リスクが高いと分かれば、抗がん剤などで再発を予防できる可能性もあるということで、大阪大学ではこの秋から附属病院で新たな検査法を導入することにしています。
大阪大学消化器外科学の山本浩文准教授の研究グループは、大腸がんの手術の後、顕微鏡による検査で周囲へのがんの転移はないと診断された患者のうち2割近くの人が、がんを再発していることに注目しました。
そしてこうした患者300人を対象にがん細胞が出すごく僅かな物質を検出する特殊な検査法を使い、がん細胞が残っているかどうか調べました。
その結果、▽この物質が一定量よりも多く検出された患者では、再発率が27%余りに上った一方、▽少ない人では7%近くしかなかったということです。
研究グループでは、この方法を応用すれば、がん再発のリスクを予測できるとしていて山本准教授は、「リスクが高い人には、抗がん剤を事前に投与し再発率を下げられる可能性がある」と話しています。
大阪大学では、この秋から附属病院で新たな検査法を導入することにしています。
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