参院選:主な候補の横顔/1 /東京

毎日新聞 2013年07月09日 地方版

 参院選東京選挙区には改選数5に対し20人が名乗りを上げ、支持拡大を目指して都内各地を奔走している。主な立候補者11人の人物像を紹介する。

 ◇根っからの市民運動家−−大河原雅子氏(60)無現

 公示のわずか2日前、民主党の公認を取り消された。「私は党にとって必要ないのか」。深夜の記者会見では時に涙をぬぐいながら「やり残したことがたくさんある」と話し、引き続き国会バッジを付けることを誓った。

 1男2女の母。生活クラブ生協に加入したのをきっかけに、子育てに奮闘しながら、食の安全や環境問題に取り組むようになった。「脱原発」は、福島第1原発事故の25年前に起きたチェルノブイリ原発事故の時からの変わらぬ訴えだ。

 国政転身の前は、生活者ネットワークの都議を3期10年務めた。気付けば議員生活は通算16年に及ぶが、最初から政治家を目指していたわけではない。「自分たちが求めることを実現するためには、自分で考え行動しなければ手に入らないと分かった」。自身の歩みをそう説明する。

 子供たちが成長した今は、研究職の夫と2人暮らし。長女は同じマンションの隣に暮らし「隣も共働きなので、おかずの交換をする」。マイブームは「居酒屋料理の再現」という。

 好きな言葉は「よく遊び、よく学び」。活動の原点という本は、忍び寄る環境汚染を告発した有吉佐和子の「複合汚染」。根っからの市民運動家だ。【竹内良和】

 ◇水泳や筋トレ欠かさず−−中松義郎氏(85)無新

 赤いロングコートで通した昨年の知事選から一転、真夏の選挙に爽やかさをアピールするためスーツやワイシャツ、ネクタイなど全身を白一色にまとめる。参院選は6回目の挑戦。「選挙はエネルギーを使うが、日本の現状を黙って見過ごすわけにはいかない」と使命感を燃やす。

 5歳から現在までにエジソンの3倍を超す約3500件の発明をした「国際創造学者」で、最近は声などで操作する次世代型スマートフォンの開発などに取り組んだという。

 無酸素状態に追い込むと「発明のアイデアが浮かぶ」。そのため定期的な水泳や筋トレを欠かさない。

 今回打ち出しているのが「『良識の府』である参院は、政党ではなく優秀な個人で構成されるべきだ」との主張。まわりを見渡すと「条件を満たす候補が見当たらない」ため、自分で出ることにしたという。日本の教育水準を引き上げ、世界中から留学生を集める政策などを訴える。

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