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【サッカー】

本田は1月移籍 ミラン副会長明言 「強く願っている」

2013年7月10日 紙面から

 【ミラノ(イタリア)酒巻陽子】セリエA・ACミランのガリアーニ副会長は8日、同クラブのクラブハウスで定例会見、ロシアプレミアリーグのCSKAモスクワに所属するMF本田圭佑(27)獲得に関して「来年1月に加入することを強く願っている」と話した。本田のミラン加入を熱望する一方で、CSKAに対して移籍金支払いの義務が生じる今夏の獲得については消極的であることを示唆した。

 年俸などの条件面については合意したと報じられたが、ミラン側はあくまでも移籍金ゼロでの獲得を希望している。定例会見でガリアーニ副会長は「(本田とCSKAの契約が満了し、移籍金が不要となる)来年1月にミランに来ることができるよう強く願っている」と明言。本田の実力を高く評価しつつも、CSKAが望む移籍金を支払いたくないという方針は明白だ。

 ミランがあくまでも移籍金ゼロにこだわると、今後の展開に変化が生じる可能性もでてくる。本田の獲得に積極的とされるイングランド・プレミアリーグのトットナムやエバートンが移籍金を支払う意思を表明した場合には、CSKAは交渉のテーブルにのる可能性が高い。無償でミランにもっていかれるよりも、移籍金を得た方がいいに決まっているからだ。

 一方、本田にとってもミラン移籍が来年1月になると、マイナスの要素が出てくる。シーズン途中の移籍になる上、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場にも影響がでる。CSKAとミランはともに来季の欧州チャンピオンズリーグに出場するが、移籍前の12月までにCSKAで同大会に出場すると、規定によってミランでは来季CLに出場できない。

 「優秀な選手の加入はいつでも大歓迎さ。高い技術を持った選手だし、入団が決まればトップ下で起用したい」とミランのアレグリ監督もポジションを空けて待っている。しかし、移籍期限の8月31日までは、何が起こるか分からない状況になってきた。

 

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