第2話 領空侵犯
2019年 3月15日 13時24分 沖縄県尖閣諸島北方上空
ここの空に3機の戦闘機が飛行していた。
『F-15J イーグル 』
『F-15J イーグル 』はアメリカのマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発したF-15C/D制空戦闘機をみ三菱重工業が中心となり、航空自衛隊向けに生産した戦闘機である。
《target中国機、2機、HDG100、ALT20、SPD650》
《了解、中国機、2機、針路100度、高度20、000ft、速度650ノット……領空まで30マイル、警告を実施せよ》
《了解。警告を実施する。dragon警告頼むぞ、俺は後ろにつく》
龍介
「了解」
今回の警告担当は俺、隊長は後ろで攻撃に備えている。
ちなみにdragonっていうのは俺のTACネーム、由来は龍介の龍からとっている。
『イーグル』機内
???
「もう、せっかく休んでたのに!」
『イーグル』の機内に女性の声が響き渡る。その声の主は……
龍介
「まぁ、そお言うなよ『イーグル』」
『F-15J イーグル 』の飛魂、『イーグル』である。
イーグル
「だってぇ~」ブスッ
龍介
「(あっ、イーグルが拗ねた……しゃあないな~)この任務が終わったら頭なでなでしてやるから機嫌を直せ」
イーグル
「っ!本当に!絶対だよ!」パァーッ
龍介
「(おっ、機嫌が良くなった)あぁ約束だ、それより、これから警告を開始するから、周りを見張っててくれ」
イーグル
「うん、わかった!」
そう言って周りを見張り始めた。
龍介
「(さて、警告を開始するか……)」
そう言って警告を開始する。
龍介
「警告する!東シナ海上空を飛行する中国軍機に告ぐ!、こちらは日本国航空自衛隊である。現在貴機は日本の領空に接近中である。直ちに逆方向に変針せよ!繰り返す、直ちに逆方向に変針せよ!」
これを英語、中国語に変えて警告するも動きは変わらず、そうこうしてるうちに、
ついに……
《目標、領空侵入。警告を開始せよ!》
とうとう中国軍機が領空侵入する。
龍介
「中国軍機に警告する!現在貴機は日本の領空を侵犯している!繰り返す!現在貴機は日本の領空を侵犯している!」
警告するもまだ動きは変わらず、更に警告する。
龍介
「誘導に従え!さもなくば撃墜する!繰り返す!誘導に従わなければ撃墜する!」
それでもまだ動きは変わらない
龍介
「最後の警告だ!誘導に従え!さもなくば撃墜する!繰り返す!誘導に従わなければ撃墜する!」
すると中国軍機は、急に逆方向に針路を変え領空から出て中国に撤退していった。
「任務終了、これより各機帰投する」
龍介
「「了解」」
龍介
「ふぅ~(やっぱり警告担当は神経使うなわ~)」
そう思いながら基地に帰投していると……
イーグル
「りゅ~すけ~任務が終わっから頭なでなでしてよ~」
イーグルが突然後ろから抱きついてきた。
龍介
「バッ!バカ、いきなり抱きつくな、今操縦中だぞ!」
イーグル
「も~う、任務が終わったら頭なでなでするって約束でしょ!」
イーグルは更に力強く抱きついてきた
龍介
「そうだけど、基地に帰るまで我慢してくれ。」
イーグル
「いや~今頭撫でて~」ジタバタ
イーグルがジタバタと暴れ機体が揺れる。
龍介
「おっおいコラ!、暴れるな!」
イーグル
「撫でてくれないと嫌~」ジタバタ
《おいdragonどうした!機体トラブルか?》
隊長が龍介の機内が揺れてるのに気付き通信をしてきた。
龍介
「すっすいません、手元が狂っただけです」
「全く、しっかりしろよ、基地に帰るまでか任務だからな」
龍介
「 りょっ了解」
そして隊長との会話を終了した。
龍介
「はぁ~、イーグル基地に帰ったらたっぷり頭なでなでしてやるから基地に帰るまで大人しくしてくる?」
イーグル
「う~~絶対だよ。絶対だからな。」
龍介
「あぁ、絶対だ」
それ以降、基地に帰るまで暴れず順調に帰投し、イーグルが満足するまで、なでなでしたのは、言うまでもない。
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