再評価され始めた「社内部活動」
2013年07月10日 10時00分
ところが、多くの人が知るようにバブル崩壊で状況は一変。多くの企業は個の自立、短期的成果を求めるようになり、職場におけるコミュニティーは荒廃…。若者の間にも「会社は仕事をするだけの場所で、人と交流する場所ではない」という考え方が浸透した。2000年代になると、雇用形態も多様化。社内の部活動といっても参加できるのは正社員だけなのか、契約社員や派遣社員も含めるのかといった新たな難問も出た。
「しかし、個の自立を求め過ぎた反動として、現在、社会全体につながりたい欲求が表出化しています。フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディア(SNS)の普及は言うまでもありませんが、会社の部活動もリアル版ソーシャルメディアとして再評価されているというわけです」
既に一部の企業では社員交流の活性化を狙って、社内運動会の復活や社内限定のSNSを導入している。「個」の時代になって希薄になってしまった「つながり」を取り戻すためのツールとして、その役割が見直されているってワケだ。
とはいえ、冒頭の例のように、若者はそう簡単に乗ってこない。どうしたらいいか。社内コミュニケーションを活発にするポイントは参加を強制せず、「ゆるさ」を残すことにあるという。
「中高年の方には部活動というよりはサークル活動をイメージしてもらった方がいいかもしれません。活動は忍耐であり試合に勝つことを目的とするのではなく、活動そのものをみんなで楽しむことを目的とする。先輩も後輩も分け隔てなくゆるく楽しめる場を作れば若手も積極的になってくると思います。特に『会社=働く場』としか思ってこなかった20代の社員が大きく変わりますよ」
そう、やり方を変えれば若手だって部活に参加してくれるのだ。あきらめないで!
<次のページへ:企業対抗駅伝を取材してみると…>
「しかし、個の自立を求め過ぎた反動として、現在、社会全体につながりたい欲求が表出化しています。フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディア(SNS)の普及は言うまでもありませんが、会社の部活動もリアル版ソーシャルメディアとして再評価されているというわけです」
既に一部の企業では社員交流の活性化を狙って、社内運動会の復活や社内限定のSNSを導入している。「個」の時代になって希薄になってしまった「つながり」を取り戻すためのツールとして、その役割が見直されているってワケだ。
とはいえ、冒頭の例のように、若者はそう簡単に乗ってこない。どうしたらいいか。社内コミュニケーションを活発にするポイントは参加を強制せず、「ゆるさ」を残すことにあるという。
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AKB峯岸みなみ連載「東スポ芸能」でスタート
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)の連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」がスタート!
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