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【グラニュース】


ピクシー「一戦必勝」

2013年7月10日 紙面から

 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が9日、大宮とのアウェー戦に向け、一戦必勝の姿勢を強調した。大宮は今季首位を快走しているが、過去の対戦成績では大きく上回る相手。それでも指揮官は最終調整後の会見で、「どのゲームも決勝。相手の名前も順位も気にしてはいない」と語った。リーグ再開後2戦目に訪れた難関へ、相手の分析も十分。万事を尽くして挑む。

 今季のJリーグを席巻する大宮に乗り込む最難関の一戦を前に、ピクシーが挑戦者の立場に立った。就任後黒星を喫したことのない相手に対し、「大宮は首位の座に値する、質の高いチーム。尊敬している」と称賛。そのうえで、「清水戦の勝利の真の価値は、次の大宮戦に引き継がれる」と、6日の清水戦で8戦ぶりの勝利を挙げ、安堵(あんど)感漂うチームの雰囲気を引き締めた。

 相性は最高だ。自身が指揮を執った08年から、リーグ戦では6勝4分けの負けなし。しかもアウェーでは4勝1分けと圧倒している。一方で、今季の順位を見れば大宮は格上であることは明白。ただ、過去のデータも現在の順位も今のグランパスにとっては意味はない。ピクシーは「われわれにとってはどのゲームも決勝。名前も順位も気にしてはいない」と、巻き返しのために一戦必勝の姿勢を強調した。

 もちろん、かつてグランパスを率いた知将・ベルデニック監督が就任し、昨季途中から21戦無敗のJリーグ記録を作った大宮の変貌ぶりは分析済みだ。「(故障中の)ズラタンの状態はわからないが、ノバコビッチはスペースを作るような選手」と大宮が誇るスロベニア代表2トップを考察。さらに「大宮は右サイドが強い。コンパクトにまとまって、縦のボールを入れさせないことが重要だ」と指摘した。

 練習前には室内でのミーティングで大宮対策を選手たちに伝授し、「彼らもわれわれのことを考えているでしょう」と、分析家の敵将へのけん制も忘れなかったピクシー。勝利にこだわり、相手のホーム12戦無敗も止める。 (宮崎厚志)

 

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