川内村が昨年4月から村民に実施している内部被曝(ひばく)検査で昨年6月半ば以降、体内から放射性物質が検出されたのは1人もいないことがわかった。検査を委託されている震災復興支援放射能対策研究所(「ひらた中央病院」=平田町)がこのほど発表した。
研究所によると、昨年4月から今年6月末まで383人がホールボディーカウンターで体内の放射性セシウムの量を調べた結果、10人(2・6%)から検出されたものの、373人(97・4%)は検出下限値(300ベクレル)を下回った。最も多く検出された人の被曝量でも0・25ミリシーベルトで、食品の年間被曝線量の上限として国が定める年間1ミリシーベルト以下だった。昨年6月17日以降に検査した270人からは検出されていないという。
研究所は昨年4月〜9月に検査した229人について、避難先から村に帰った人(週4日以上、村で生活)と帰っていない人との間に内部被曝の統計的な差はなかったとの分析を昨年11月に発表している。
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