東京電力は8日、福島第一原発の南約15キロの福島県楢葉町の河原で、高い放射能をもつ物質2個を新たに発見したと発表した。先月下旬と今月2日、環境省の除染工事の作業場で高い放射能を持つ物質が見つかったことを受け、5、6の両日、周辺を調べていた。
見つかったのは、(1)黒色のシートのようなもの(長さ約2センチ、幅約2センチ、厚さ約0・1センチ)と、(2)木片(長さ16センチ、幅約2センチ、厚さ約0・5センチ)。表面の線量は、セシウムなど由来のガンマ線で(1)が毎時250マイクロシーベルト、(2)が同105マイクロシーベルト。これに、内部被曝(ひばく)で問題になるストロンチウムなど由来のベータ線を合わせた線量は、(1)が同12ミリシーベルト、(2)が同4・7ミリシーベルトだった。
物質が見つかった現場は避難指示解除準備区域で、住民が日中立ち入ることができる。
全国の地すべり地形と人工地形の分布マップを掲載
住所・地域で地震発生時の揺れやすさを検索
巨大地震発生時の各地の揺れや津波の大きさを確認
全国の活断層マップを掲載。震度予想データも
日本が抱える原発問題。16原発の放射能拡散予測も掲載
個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)
福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート