ニセ水道局員、大阪で急増 押し売り・個人情報質問…
朝日新聞デジタル 7月9日(火)16時40分配信
【矢吹孝文】大阪市内で、市水道局員や委託業者を装って家に上がり込み、水道管の点検料を請求したり、浄水器の購入を勧めたりする事案が今年度、急増している。市水道局は「性犯罪や空き巣、悪質商法につながりかねない」と警戒を強めている。
府警によると、市内西部を中心に2004年ごろから、水道局員や電気工事業者を装って留守番中の女児を狙う性犯罪が約50件発生している。6月には西区の男(44)が、似た手口で女児を暴行したとして強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されている。
水道局への相談は、7月2日までに98件。すでに前年度1年分(22件)の約5倍に達した。個人情報を聞き出そうとすることもあり、注意が必要だ。
今年度、金銭的な被害は5件。住吉区で5月18日、局員を名乗る2人組が「水道の点検に来た」と80代の女性宅を訪問。蛇口を調べ、「点検料」8千円を請求。女性は払った。他3人も、点検料や修理料名目で8500〜1万円を払ったという。
朝日新聞社
最終更新:7月9日(火)17時20分
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