ヨーグルト農法を推進して9年・・・・少しづつ広がって来ました・・・・???
今日は、ヨーグルト農法りんご栽培を研修を兼ねて、ふくしま農業共同組合果樹栽培の方々が、奥州市のりんご園 (安彦りんご農園)さんを訪問しました。

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                                                  安彦農園長さんのお話を真剣に聞いていました。

福島からの訪問者35名の方々は、農園長さんのヨーグルト農法りんご栽培の経験談、その他、栽培に関する有効なお話を聞いた後・・・・・活発な質問への回答などを行い、ヨーグルト成分を利用した果樹栽培研修会が行われました。

ここで研修会後の質問内容等を紹介しましょう

  *他にもアミノ酸農業資材はありますがヨーグルト系農業資材との違いを説明してください。
    回答
    例えば、愛媛アイ、EM菌、その他アミノ酸資材、とヨーグルト系資材の違いは、アミノ酸活性を利用してい     
    る点では同じ種類の農業資材と思われます。しかし、相違点を示すのであれば、ヨーグルト系資材は含有
    成分種類の多さがあります。
    さらに、他の資材には無い、低分子ペプチド、カルシウム、有機酸、粗脂肪、その他の成分、など、多くの  
    有効成分がヨーグルトには含まれています。   
  *モンパ病が治るということですが・・・・他の病気は治るか・・・・????
    回答
    ヨーグルト成分を用いて治す病気は モンパ病、黒星病、フラン病、などがありますが、その他の病気改
    善効果は証明されていません・・・・??? したがって、ヨーグルトを用いて病気に対応した試験栽培を
    行ってください。
  *硝酸性窒素含有量が減少する作用があるとのことですが・・・・その理由
    回答
    ある種のアミノ酸とアンモニアが反応してグルタミンを生成する作用のあることはわかっています。したが
    って、土壌内のアンモニアとアミノ酸が反応することで窒素濃度の減少が考えられます。一つのアミノ酸例
    を示しましたが、アミノ酸は多種大量に含まれています。
  *ヨーグルト成分抗菌作用の理由
    回答
    ヨーグルト内に含まれる乳酸菌、低分子ペプチド及び有機酸はある種の菌に抗菌作用を示します。した
    がって、私たちの体内では整腸効果を示し・・・・土壌内では悪玉菌の抑制作用が考えられます。
  *ヨーグルト農法の最大の特徴は味覚の向上効果と聞きます。何故、美味しくなるのですか・・・???
    回答
    二つの理由が考えられます。 先ず一つ目はヨーグルト成分散布により葉にアミノ酸が付きます光合成に 
    よりアミノ酸はデンプンとして取り込まれる、さらにデンプンが糖に変化することで植物の糖度向上が考え
    られます、また、ヨーグルトにはカルシウムも多く含有されているため、カチっ、とした食感が得られるとと
    もに、日持ちの良い果樹ができます。
    さらに、土壌内では上記に説明したようにアミノ酸アンモニア活性によりグルタミンが生まれます。グルタミ
    ンは味覚向上物質です。このようなグルタミン効果も考えられますね・・・・??? 

最近になって、各地の農協からヨーグルト農法の現地研修会の依頼が多くなってきました。
現地研修会 希望の方はいつでも対応しています。

ヨーグルト農法検索の上、ホームページから申し込んでください。 歓迎しています。