食べない生き方
療法
19世紀初頭まで、医学には五つの流派があって、お互いに補完し合って共存共栄していました。
ところが、19世紀にアロパシーのみが唯一科学的根拠のある優れた医学として採用され、
他の四つの医学は時代の権力闘争などの複雑な要因によって駆逐され衰退したそうです。
そして、明治維新と共にアロパシーのみが西洋医学として日本に伝来されてきたのです。
自然療法 | ナチュロパシー | 食事療法、植物療法、芳香療法、鉱物療法 |
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整体療法 | オステオパシー | 指圧、鍼灸、呼吸法、ヨガ、ストレッチ、カイロプラクティック |
心理療法 | サイコオパシー | 瞑想、色彩療法、音楽療法、催眠療法 |
同種療法 | ホメオパシー | 極微量の毒で健康を増進 |
対症療法 | アロパシー | 病気の症状と反対の効果を持つ薬品を投与 |
アロパシーのみが対症療法で、それ以外の四つは自然治癒力を高める根治療法です。
現代の医学ではアロパシーが主流となり、症状を抑え込む薬剤の使用が中心となっていますが、
病気の根本的な原因を取り除くためには、症状の原因を単体的に絞るのではなく、
体全体の諸器官の関連性や心との関わりなどを総合的・複合的に捉える必要があります。
健康
健康の基盤となるのは、食事、運動、姿勢、休息、精神、環境の六項目です。
① | 心にゆとりがあるかどうか。 |
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② | 呼吸は深くて長いかどうか。 |
③ | 食事は自分に適したものを適量摂っているかどうか。 |
④ | 排泄が円滑に行われているかどうか。 |
⑤ | 体に冷えがないかどうか。 |
⑥ | 脊椎に歪みがないかどうか。 |
食事
朝食 | 樹上の果物 |
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昼食 | 地上の野菜 |
夕食 | 地中の野菜 |
午前四時~正午 | 排泄の時間 |
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正午~午後八時 | 補給の時間 |
午後八時~午前四時 | 同化の時間 |
順番
食物繊維 ⇒ 蛋白質 ⇒ 炭水化物
① | 果物、野菜、海藻 |
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② | 大豆 |
③ | 魚、肉 |
④ | 穀物 |
柑橘果物には糖質の吸収を抑えてGI値を下げる働きがあると言われています。
柑橘果物、緑葉野菜などを先に食べると血糖値の急激な上昇を抑えて糖化を防ぐ事ができます。
脳波
人間の脳波には、ガンマ波、ベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波があります。
脳波と食欲には次のような深い相関関係があります。
肉食 | ガンマ波 |
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雑食 | ベータ波 |
菜食 | アルファ波 |
不食 | シータ波 |
ベータ波 | 常に飢えている。 |
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アルファ波 | あまり飢えを感じない。 |
シータ波 | ほとんど飢えを感じない。 |
デルタ波 | 決して飢えない。 |
分泌
ホルモンの分泌量を増やして若さを保つためには四つの方法を行なうのが効果的です。
① | 寝る前は良い事だけを考える。 | メラトニン分泌 |
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② | 懇親会の幹事をかって出る。 | セロトニン分泌 |
③ | 悩んだ時はとにかく歩く。 | β-エンドルフィン分泌 |
④ | 恋愛をする。 | フェニルエチルアミン分泌 |
病気
現代医学には、数え切れないほどの病名があります。
医学が発達すればする程、新しく病名が追加されます。
病理学では、病名を大きく五つに分類しています。
① | 炎症 | 肺炎、肝炎、膀胱炎、気管支炎など○○炎とつくすべての病気。 |
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② | 腫瘍 | 良性のものがイボ、ホクロ、ポリープ、悪性のものが癌と肉腫。 |
③ | 循環障害 | 高血圧、脳血栓、心筋梗塞、蜘蛛膜下出血など血や水分の循環が悪くて起こる病気。 |
④ | 変性疾患 | 肥満、糖尿病、結石症など代謝が悪くて物質が沈着して起こる病気。 |
⑤ | 免疫異常 | 喘息、蕁麻疹、アレルギー、潰瘍性大腸炎、橋本病、クローン病などの自己免疫疾患。 |
老化
老化の原因は七種類に分ける事ができます。
① | 再生不可能な脳や心臓の細胞が死ぬ事。 |
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② | 細胞が正常に分裂せず、癌化してしまう事。 |
③ | 死んだ細胞が毒素を出し、周囲に影響する事。 |
④ | 細胞が生み出す老廃物が除去されずに細胞の中に溜まってゆく事。 |
⑤ | ミトコンドリアのDNAが傷ついたり突然変異して正しく機能しなくなる事。 |
⑥ | 細胞と細胞を繋ぐコラーゲンなどの蛋白質が加齢と共にしなやかさを失う事。 |
⑦ | 新陳代謝によって生まれる老廃物が細胞の外側にも付着する事。 |
病気や老化の原因は突き詰めれば細胞の損傷です。
つまり、傷ついた細胞を修復し続ける事ができれば、老化、ひいては死を克服できるのです。
そのために必要な薬と技術は今後20年ほどで完成する可能性が高いです。