サイゼリヤ(7581)が9日発表した2012年9月~13年5月期の連結決算は、営業利益が前年同期比22%減の54億円だった。円安の進行で、肉類など輸入原材料のコスト負担が増加。4月の低価格ランチメニュー導入に伴って店に配置する人員を増やしたことも響いた。
売上高は5%増の804億円。イタリア料理店「サイゼリヤ」全店で500円のランチを平日限定で導入。客単価は減ったが国内で65店を新規出店した効果もあり、客数は約5%伸びた。中国事業は3割以上増えた。
円安に加えて、1月に千葉県に新設した工場の減価償却費も重く、売上高原価率は34%と約1ポイント悪化。光熱費の増加も営業利益を押し下げた。
13年8月期は営業利益で前期比14%減の85億円とする従来予想を据え置いた。為替動向は不透明だが、人員を再び効率的に配置するなどして利益率を高める方針。
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