米国株:4日続伸、決算を楽観-FOMC議事録に注目
7月9日(ブルームバーグ):米国株 は4日続伸。企業決算が予想を上回るとの期待に加え、米金融当局の緩和縮小に耐えられるほど経済成長は力強いとの楽観が相場を支えた。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種 株価指数は前日比0.7%上昇の1652.32。ダウ工業株30種平均は75.65ドル(0.50%)高の15300.34ドル。
ウェルズ・ファーゴ・アドバンテージ・ファンズ(ウィスコンシン州メノモニーフォールズ)のチーフ・ポートフォリオストラテジスト、ブライアン・ヤコブセン氏は「企業決算の内容が関心を集めている。決算発表が本格化するまでは、明日公表されるの連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を待っている状況だ。それ以外の材料は取るに足らない」と述べた。
S&P500種は過去4営業日で2.4%の値上がり。5月15日以来で最長の上昇局面となった。米金融当局による緩和縮小に対する不安が重しとなったものの、予想より良好な経済統計が株価を支えた。市場は10日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC、6月開催)の議事録に注目している。同日にはバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演も予定されている。
原題:U.S. Stocks Rise on Earnings Optimism Before Fed MeetingMinutes(抜粋)
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更新日時: 2013/07/10 05:15 JST