UPDATE 1-今日の株式見通し=反発、欧米株高を好感して買い先行後はアジア市場にらみ
(内容を追加して更新します) [東京 9日 ロイター] - 前営業日終値 年初来高値 年初来安値 日経平均 14109.34 15942.60 10398.61 -200.63 2013年5月23日 2013年1月9日 シカゴ日経平均先物9月限 14310(円建て) きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反発が予想される。前日の欧米株高を受け て主力株に買いが先行しそうだ。参院選後の安倍内閣による成長戦略への期待も株価を下 支えする。一方、アジア株の動向は依然不透明。テクニカル面での過熱感もあり買い一巡 後はもみあう展開が見込まれる。 日経平均の予想レンジは1万4150円─1万4450円。 前週末の市場予想を上回る米雇用統計を受け、先進国で米景気回復への楽観的な見方 が広がっている。ポルトガルの政局懸念も後退し、前日の欧米株市場は軒並み上昇。S& P500は5月に付けた最高値に接近した。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)は大 証終値比210円高の1万4310円まで上昇している。東京市場でも朝方は主力株中心 に買いが先行しそうだ。米決算シーズンの皮切りとなるアルミ大手アルコア の第2 ・四半期決算で、利益が市場予想を上回ったことも安心感につながる。 一方、為替はやや円高方向に振れ株価の支援材料にはなりにくい。市場では「アジア 株の動向が依然不透明なほか、日本株はテクニカル的な過熱感も残っている。買い一巡後 はもみあう展開だろう」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資ストラテジストの三 浦誠一氏)との見方が出ている。取引時間中には中国の6月生産者物価、消費者物価(国 家統計局)が発表される。指標発表後の中国株の動向次第では日本株の上値圧迫要因とな りそうだ。 きょうの主なスケジュールは、国内で6月工作機械受注速報(日本工作機械工業会) が発表されるほか、イオン 、サイゼリヤ などが決算発表を予定している 。海外ではEU財務相理事会が行われる。中国では6月生産者物価、消費者物価(国家統 計局)が発表される。 (河口浩一
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日本株、「熱中症」に警戒も
アジア株が反発したことで、マーケットは落ち着きを取り戻している。ただ、日本株には「熱中症」への警戒感も出ている。
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