Updated: Tokyo  2013/07/10 04:00  |  New York  2013/07/09 15:00  |  London  2013/07/09 20:00
 

LMEスズ2カ月ぶり大幅高、欧州景気に楽観論-NY銅も高い

Share Google チェック

  7月8日(ブルームバーグ):8日のロンドン金属取引所(LME)ではスズ相場が約2カ月ぶりの大幅高となり、工業用金属の上昇を主導した。同日ブリュッセルで開かれるユーロ圏の財務相会合で、同地域の成長てこ入れ努力の継続が示されるとの観測が背景。

財務相会合ではギリシャ支援が議題となる予定。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、政策金利は長期にわたり低水準にとどまるとの見方を示している。

ニューウェッジ・グループのシニアディレクター、マイケル・トゥレク氏は一部トレーダーが金属相場の下落を見込む取引を解消したと指摘し、電子メールで「全面的に買いが入りつつある」と語った。財務相会合を控えていることと先週のドラギ総裁発言が絡み合う中、引き続き空売りの買戻しが散発的に見られているとも述べた。

LMEのスズ先物相場(3カ月物)は前営業日比3.2%高の1トン=1万9450ドル。上昇率は5月3日以来最大。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物9月限終値は、同1.1%高の1ポンド=3.0995ドルだった。

原題:Tin Leads Advance in Industrial Metals on Europe GrowthOptimism(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Joe Richter jrichter1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Steve Stroth sstroth@bloomberg.net

更新日時: 2013/07/09 07:34 JST

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。