- [PR]
政治
【参院選2013】民主・海江田代表、汗と涙の九州縦断!? 通行人はそっぽ 民主嫌いの玄海町長も同情「いい人なんだけど…」
九州全域が一気に梅雨明けした8日、民主党の海江田万里代表は、鹿児島-熊本-福岡と九州を熱波とともに北上し、安倍晋三首相のアベノミクスを批判して回った。だが、九州での海江田氏の印象といえば、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働を菅直人元首相に阻まれ、号泣したことくらい。炎天下で必死に支持を訴えても、通行人の多くは素通り。目が潤んでいたのは、額から吹き出す大粒の汗のせいなのか?
「今後働く人の環境が悪くなる可能性が非常に大きい。若い人たちは非正規雇用ばかりで結婚、出産もできない。働く人たちの賃金を増やすことでデフレを克服していくべきです!」
8日午後4時すぎ、海江田氏はJR博多駅前(福岡市博多区)の仮設演台で拳を振り上げながら訴えた。だが、聴衆は、労働組合などの動員を含めても300人(陣営発表)。どう見ても実際は半数しかおらず、陣営スタッフは演説中にもかかわらず「海江田さんが来ています。ぜひ聞いていってください!」と呼び込みを続けたが、冷ややかにかわされた。
福岡選挙区(改選2)に出馬する民主新人の野田国義氏(55)も「アベノミクスの恩恵を受けるのは資産家や富裕層。私どもは金持ち優遇ではなく、分厚い中間層に視点をあてた政策をしっかりと進めていきます」と訴えたが、反応はやはり同じだった。
それもそのはず。円高・株安、デフレ不況に沈んだ民主党政権の3年3カ月への反省の弁がなければ、アベノミクスを批判しても説得力はない。
関連トピックス
関連ニュース
- [PR]
- [PR]