強すぎる自民党の「経団連離れ」 財界総本山の深い悩み (1/3ページ)

2013.7.2 08:00

米倉弘昌経団連会長

米倉弘昌経団連会長【拡大】

【ビジネスアイコラム】

 7月の参院選の前哨戦と位置づけられた東京都議会選挙では、自民党が59人の候補全員を当選させて第一党の座を民主党から奪還した。この勢いは参院選まで続くとみられる。

 さんざん民主党に振り回されてきただけに、財界は自民党の党勢回復を手放しで喜んでいるかと思えば、どうもそう簡単ではない。

 安倍政権からは、これまでも看板政策の実現に向け、経団連などの経済団体に何度か協力要請がなされている。今年2月には、デフレ脱却に向けて賃上げが求められた。

 4月には、大学生の就職活動時期の後ろ倒し、また社員が育児休暇を3年とれるようにするための環境整備、女性役員を少なくとも1人登用することなどが要請された。

経営者が「抵抗勢力」であるかのような雰囲気になってしまっている

  • 参院がおびえた「恐怖のシナリオ」
  • “あまちゃん”無断使用騒動でJASRAC「選挙で曲を使う際は…」
  • 賃金・物価…「暮らし」で激突 参院選に433人立候補
  • 参院選公示 成長基盤づくり後押しを 産業界“副作用”も懸念
  • 参院選公示 市場は与党勝利織り込み 関心は「選挙後」 成長戦略実行

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5000円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!