2013年4月28日日曜日

むすんでひらいて8 「保護者対応は危機管理」


「保護者対応は危機管理」

増えるトラブル 県内学校現場の苦悩


「ひとえに監督者としての私の注意不足です。大変申し訳なく思っています」
安曇野市内にある中学校で起きた男子バスケットボール部に所属する
男子生徒(13)の母親(49)と学校、保護者会のトラブル。

当時の校長(58)は、バスケットボール代負担問題がでてから約3ヵ月後の昨年
9月12日、母親宛にこう手紙を書いた。

手紙の便箋は2枚。「若い教師の喫煙指導、部活動の運営、保護者との接し方については、適切な助言が欠けていた」とし、
「職員指導に力を入れ、生徒や保護者と接していきたい」。校長が保護者にこうした内容の手紙の出すのはあまりない。

生徒は夏休み明けから学校に来なくなっていた。
「どちらかが頭を下げないと着地点を見出せない。○○君に早く学校に戻ってきてほしい一心だった」と話す。

だが、手紙を出して約2週間後の補習の日、生徒はこの校長から直接の謝罪の言葉がなかったことに落胆し、バスケ部の顧問だった
男性教諭に倒されたことを母親や担任教諭(当時)に告白。このころ、学校側の判断で教諭はバスケ部の顧問を外されたが、
社会体育のコーチに残ったため、母親との関係は一層こじれていった。

「渡り廊下の屋根のない場所の水たまりで生徒が転んだため、親に要求されて学校側で屋根をつけた」

「不登校児の親から『子供が出られないから運動会を中止してほしい』と言われた」・・・。


県内の小中学校では近年、学校内の出来事をめぐって親からさまざまな相談や苦情、要望が寄せられている。
渡り廊下に屋根を付けたのは東信地方の中学校。

学校によると、複数の生徒の目撃証言で生徒は頭を打ってないように見えたが、
本人は頭を打ったと親に説明していたため、
親の要望を受け入れることに決めたという。

3月で退職した校長は
「『足元を良く見て歩こう』と指導したいところだったが、こじれさせたくなかった。
保護者対応は危機管理」と言う。

「管理職研修では、企業の顧客満足研修にならって保護者対応を学んでもらっている」。
長野市教育委員会学校教育課の片山洋一指導主事は、
2005年度から続けている市内の小中学校の新管理職向け研修
の狙いをこう語る。

市教委によると、保護者対応のトラブルが増えたためで、
同市教委は08年5月作成の「学校の危機管理マニュアル」に、
「保護者からの訴えの対応」を設けた。

「保護者の訴えを真摯に受け止める「「対応に当たっては『迅速』であることが重要。決着までに要する時間が短いほど保護者の満足度が高まる」
などと記されている。

学校も、当事者の生徒、母親の苦しみ悩んできた安曇野市のケース。
次から次へと問題が起き、学校側は
「どうにか折り合いをつけられないか探ってきたが難しかった」とする。
3学期を前に学校側は、学校運営に影響が出ると考え、
母親からの一連の疑問に関して代理人弁護士に任せた。

母親とのやりとりが代理人の弁護士に委ねられて以来、母親には、自身のブログ(インターネットの日記風サイト)の書き込み
に事実誤認があるといった内容の「通知書」が、学校側の代理人弁護士から届く。母親もブログなどで反論している。
「ここまで面倒だとは思わなかった。私だって逃げだしたいくらい」



学校は、代理人弁護士を立てた事を、
「受験シーズンの為だったので代理人を立てた」と言訳をしていますが、
この12月27日付の先方弁護士からの書類には、
「貴殿は様々な問題提起をしていますが、当職は貴殿から聞く事は何もありません」
と明記されています。

窓口になる代理人を立てたのではないのです。
私達親子を、学校・市教委から排除する目的のものなのは明白でした。
「××君に1日でも早く学校に戻って欲しかった」などと、取材には応じたようですが、
そういう教育的配慮が事実であるならば、
12月17日の話し合いも、太田校長は「遁走」する事などなかったでしょう。
現校長も、市教委から言い含められているのでしょうか。
息子は、今現在、2年になってからも登校はできていません。

私は、部活のトラブルが残っていると後々また問題になりそうで、
「新校長と、何のわだかまりもなく面談をしたい」と申し入れたのが、3月。
現在も新校長からはなしのつぶてです。

この12月27日付の弁護士からの書簡。
暮れで、家庭の用事があったので、
不在票を持って郵便局に取りに行ったのが、ぎりぎり31日でした。
私は、郵便局の駐車場で、この封筒を開き、
書いてある内容に、驚き、落胆しました。

「当職は貴殿から聞く事はない」
完全に排除だったからです。

大晦日の忙しい日、ダメ元で、その足で教育委員長の元に向かいました。
幸いお会いできたのですが、その時の会話は、
「校長が口がきけなくなってしまったので仕方ないです」
「じゃ、口のきけるまとも人と話をさせてください」
「そうもいかないし、貴女にも相談する人を紹介するから」
「いつですか?」
「年明け早々に」

こんな会話でしたが、
教育委員長は珍しく明らかに狼狽していました。

そして、私は3が日、とても迷ってしまったのです。
「弁護士を紹介」するという意味だと思い、
そういう申し出であれば断る事にしました。
そして、今まで何気なく訪ねていた委員長のお宅にも行かない事にしました。

教育委員長とは、公式の席だけでなく、何度となく話をしましたが、
私に弁護士など紹介してしまっては、
お立場が不味いことになるかと思ったからです。

内川議員が接触をしてきた時に、教育委員長の采配かとも思いましたが、
これは違っていたようです。

最近、元教育委員長と話しました。
委員長は、「どちらの味方をするわけでもないけれど・・・」とおっしゃったので、
「隠蔽に加担するような『嘘』だけはついてくださらなければ結構です」
と伝えました。

裁判にて、委員長がどんな発言をするのか、
キーパーソンの1人ですが、
今年の10月、市長選を控えている元委員長は、
「嘘」をつける立場にはないでしょう。

「教育に熱心「「子供の味方」「安曇野を変えたい」「新庁舎に反対する」
この元委員長の証言、注視したいと思っています。



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